お正月の思い出
子どもの頃は、お正月が楽しみであった。
その反面、なんとなく嫌であった。
親戚一同がずらりと並び、
子どもにも脚付き御膳が出され、
祖母と母親と叔母が作ったおせち料理を食べる。
それらは美味しく、楽しみであった。
が、なぜか、食べている途中に、子ども達は、
それぞれに歌を歌わなければならなかった。
カラオケなしのアカペラ。
歌を歌うのは嫌いではなかったけれど、
なぜ、この場で歌わなければならんのか?
と、疑問を持ちながら、毎年歌っていた。
今は、親戚が一同に会することもなくなったし、
私も大きくなったので、歌を歌うこともない。
まったく、アレは何だったのか?
今でも疑問である。
やれやれ