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中小企業診断士実務補習 第3クール後半最終日(早朝)
最近のルーティーンで朝4時に目が覚める。締切、プレッシャー、ストレスに追われているのは間違いない。
でも、今日はいつもと違ってワクワク感、ドキドキ感が勝る。
今日は私自身の卒業式。中小企業診断士実務補習修了証書授与日。
2月初旬から止めどなく続く課題。課題の山に迷走する日々は続く。頂上の見えない登山程つらいものはない。
第1クールはレベル1からのスタート。裸一貫。3回目のメンバーもいたので、周囲のレベルに圧倒され自信喪失。天狗状態だった私は、数年ぶりの挫折を味わう。
第2クールは全員同期合格者。同じレベル感。指導員がシステマティックでメンバーの目はうつろ。なるほど死んだ魚の目とはこういうことか。私だけ自由きままに噛みつく。メンバーを守らなきゃ。
第3クールはメンバーが能力を開放。抑圧状況下でたまっていた鬱憤をはらす。自由闊達な意見でデスカッションは進む、掘り下がる、昇華する。指導員は見守るだけ。
勝ちや負けにこだわる議論に疑問を抱いていた。小さいな~。アウフヘーベンを知らないのかな~。と。
このメンバーでの議論は違う。ぶつかり合うがそれは勝ちたいからではない。クライアントに価値あるものを提供したいからだ。
バーナードの組織の条件。①共通目的、②貢献意欲、③コミュニケーション。すべて兼ね備えている。ベンチャー企業の創成期はこんな感じであろう。
立ち止まっては原点に回帰する。見逃した点はないか。折角登った山を、にべもなく下山して捜索する。
イメージは共有されているので存在するのは確かだが、誰も言語化できない。もどかしい。遅々として進まない。非情にも時間は過ぎる。
それでも何時間も探す。それが最短ルートと理解しているから。
「ちょっといいですか。こうは考えられませんか。」
「いいね!!」
「じゃあ、こうともいえない?」
「それだったら、こっちのほうが・・・」
ささいな事でもきっかけがあれば状況は好転する。好循環サイクルがうねりだす。
妥協ではなく昇華。私が求めていたもの。
斬新なアイディアで、新しいルートを開拓した我々は、前回ルートを凌ぐスピードで頂上に迫る。
それを繰り返す。
結局、直感ルートが正解だったね。検証を重ねたから自信をもって言える。
本日は、それをクライアントにプレゼンする。
どんなに価値があっても、伝わらなければ意味がない。
報告書はおまけ。
社長、AプランとBプランどちらにします?
耳に心地いいが、刺激のないAプラン。それとも我々自慢の刺激あるが、耳障りな恐れのあるBプラン。どっち?
でも、Bプランを選んでら怒らないでね。自己責任で。