テレポーテーション可能な彼らと対峙するには、トラップが必要だ
モーションの無駄を削ぎ、ターゲットの虚をつく初速度で掴みかかるも、霞みだけが虚しく手のひらに残る。同様の初速度で手刀を振り下ろすも、親指以外の4本指が鈍い音を吸い込みじんじんと痛むのみ。
彼らはテレポーテーションの如き俊敏さで私の攻撃をかわす。挑戦的に不規則に視界に線を引いてくる。私を翻弄し、きっと嘲笑している。悔しい。朝パスタを食べた後の血糖値上昇ぶりぐらい急勾配で、苛立ちボルテージが高まる。
コバエだ。
不衛生に暮らしている証をnoteの海に晒すようで恥の極みかもしれないけれど、もう書かずにはいられない。大量発生しているわけではないが、ようやく1匹しとめたと思ったらまた次、また次。どうなっとんねん。台所の流しをピッカピカにしても、タイプリープしてる!?というぐらいキリがない。一回発生してしまったらアウトなのか。某社の小蝿ホイホイをキッチン周りに配置しているが、機能していないのだろうか。
彼らの攻略方法をすがる思いでネット検索すると、興味深い知恵を見つけた。
「めんつゆトラップ」だ。
なるほどこういう方法があるのか。こんな知恵に一歩も動かずリーチできるなんてありがたい世です。
明日、トライしてみよう。
(いつやるの?今でしょ! 林先生の言葉が遥か遠くから聞こえるが聞こえないふりをしておく)
明日でいっかー精神が彼らに付け入る隙を与えてしまっているのだろうか。
いや、でも、人類を昨今の人類たらしめた3大欲求の引力は凄まじい。
何をゴニョゴニョと言っているのか。ただ眠いだけだ。
彼らとのX回目のラウンドは明日に持ち越し。