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【取材旅行】奈良文化財研究所 飛鳥資料館
今回は主に山田寺について知りたく、訪れたのがこちら…
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奈良文化財研究所 飛鳥資料館
九月半ばの残残暑の夏空の下、まずは広々とした庭に古代の復元石像たちがお出迎え。
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この庭園までは入館料フリー(ただし犬は不可)。
ここだけでも見応えがあります!(ただし酷暑の元は危険)。
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この有名な石人像…こうやって水が出てたの!??
ベルギーの小僧さんもびっくりですよね。
これは古代の迎賓館の目玉だったのでは…?
古代の人には魔法のようにも思えたのではないでしょうか?
それにしてもそれを復元してしまうところがすごいですよね。
こちらの資料館は土器や瓦等の実物展示も
古墳や宮、寺社の研究展示も濃厚で素晴らしいのですが、
こういった復元展示に度肝を抜かれてしまいました。
特に今回最も知りたかった山田寺は東回廊が復元されています。
しかも実物大で!どーん!!!
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第二展示室に入るなり、これですよ!
私実は古民家についての仕事もちょこっとしておりまして…
古代史と古代建築と好きが重なり合った空間に軽くパニックになってしまいました!
嗚呼この回廊を持統天皇や天武天皇も通られたのか…と歴史オタク心も中二病的にくすぐられてしまいます。
そしてこの復元建築の建築方法についてもとても細かな説明図があり…古代の建築技術の高さに改めて驚かさせられます。
そしてこの屋根瓦の復元展示。わかりやすい・・・!!!
あをに良し奈良…と詠まれた姿が迫ってきますね。
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更には有名な仏頭も…!
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そう、山田寺から興福寺に移された後、落雷による火災で頭部以外は焼失してしまい、その後は行方不明になるも、1930年代に発見され、国宝に指定された…というあの仏頭です。
こんなに大きかったのか…とすぐそばで体感できて感動ものです。
(展示室に自分しかいなかったのでまじまじと鑑賞)
更にこちらの資料館の実物大復元にはこのようなものまで!
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おわかりになりますか?キトラ古墳石室です。
スケールの大きさに写真が上手に撮れませんでしたが…。
まるで自分が埋葬されたような気持ちで壁画を眺めることが出来て…鳥肌が立ってしまいました。
横には球体の天体図も。これの小さいサイズ欲しいなぁ…。
更に特別室では高松塚古墳の発掘についての展示もあります。
発掘に使用した重機も実物がありました。これは珍しくないですか?
…時間に限りがあったので全館をまわるのに必死になってしまい駆け足来訪が悔やまれます。
お伝えしたい展示が本当に本当~に山盛りなのですが、こちらの展示の仕方も良かったです。
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古代の工房でのガラスや金属の鋳造についての解説コーナーです。
これは学生さんに見て欲しいと思いました。工業科や芸術科の学生さんは面白いのではないかと。
木簡のレプリカも良かった…!
良かったところ尽くしでまとまりのない所感になってしまいましたが、
是非とも再訪…いやいや通い詰めたい資料館です。