再開登山(山行18回目) 美人林見つけた!番屋山
2021年10月30日(土)、今日の山行は三条市旧下田村、吉ヶ平の番屋山を選びました。
吉ヶ平は今は人が住んでおらず山奥のレジャー拠点みたいになっていますが、鉄道や自動車が普及する前は主要街道のひとつ、八十里越の宿場町だったそうです。人里離れた山奥のように見えて、実は歴史のあるところなのですね。
その吉ヶ平にある山荘の隣、広い駐車場に車を停めて、出発。
八十里越。
以前ネットで調べた時は、まるで獣道のよう、ガイドがいないととても歩けないとありましたけど、行ってみたら随分と整っていて下草が綺麗に刈られ、真新しい道標もありました。
地元の方々の力の入れ方が分かります。
今回は雨生ヶ池経由ではなく、八十里越を真っすぐ進んで途中から直登するコースを選びました。この分岐を右に行きます。
道中、主要街道だっただけあって、こんな石碑や石仏があちこちにありました。歴史を感じます。
目指す番屋山が見えてきました。
それにしても、本当に道が綺麗。今でも街道として使えそうなほど。
そういえば、この八十里越の自動車道路、5年以内に開通するそうですね。
もう50年くらい工事してるんじゃないでしょうか。開通したら浅草岳、守門岳に行きやすくなりそう。
古の街道から見上げる番屋山。素晴らしい紅葉!
江戸時代の旅人もこんな景色を見ながら歩いたんでしょうか。
椿尾根。石の道標に標高七三五米とあります。
あまり古いものではなさそうです。
この少し先から山頂に向けて直登します。ここまで1時間ほど。
登り始めてしばらくして、え、これは……
この林、もう「隠れ美人林」と呼んでもいいのでは?
すくっと真っすぐに立ったブナの木々が本当に美しい。
見惚れてしまいました。
いや~本当に綺麗でした。
来年の新緑の季節にまた来ようかな。
そして、30分程で山頂到着。
着いてみたらおじいさんがおひとりでおにぎりをパクついていましたので、しばしお話を。
若い頃はいろいろな山に登っていたそうですが、歳を取った今はなかなか大変、ここもコースタイムの倍もかかってしまった、と苦笑いしながらおっしゃってました。
先日登った守門岳がすぐ近くに見えます。
冬は綺麗でしょうね。
しばし山頂の景色を楽しんで下山へ。
今度は池経由コースです。紅葉の道を雨生池目指して下って行きます。
雨生池に着きました。
神秘的な雰囲気を漂わせています。
山の中の自然池にしてはかなり大きいです。
そして、戻ってきました吉ヶ平へ。
いや~予想以上に綺麗な山だったなぁ。
下山しましたが、まだ12時前。
今日はこのあともう一つ登ることにしました。
コースタイム等はこちらをご覧ください。