再開登山(山行16回目) 雨と紅葉の浅草岳
先週、一泊二日のテント泊から帰ってきたばかりだというのに、水曜日頃になるともう山に行きたくて仕方がありません。
今度はどこに行こうかなぁ、と、仕事を終えて帰宅すると新潟県の登山ガイドばっかり読んでました。
でも今週の土日、日曜日はいろいろと用事があって体力を温存しないといけない事情がありましたので、短時間で登れて体力的な消耗が少なそうな山を選択しました。
目指したのは守門岳の奥の名山、浅草岳、標高1,585mです。
2021年10月9日(土)、早朝に自宅を出発し、2時間強で登山口であるネズモチ平駐車場に到着しました。登山のスタートです。
5分ほど林道を歩くと登山道入り口。迷うことはありません。
でも、ちょっと空模様が…
大丈夫かな。
30分ほどで沢の渡渉があります。ここまでは穏やかな道。
少し登ると視界が開けてきます。
ここまで来たところでパラパラと降りだした雨が本降りになってきました。
慌ててレインウェアを取り出して着こみます。
私のレインウェア、昔買った安物なので通気性が悪くて蒸れるんですよね。
でもそんなことは言ってられません。
ただ、登山道は少しロープを頼って登るところはあるものの、おおむね登りやすく危険の少ない道です。
雨にも負けずどんどん登って行きました。
そして、雨の中、濡れた岩や木の階段に注意しながら登ること約1時間半、前岳直下に到着。
ここからは池塘、草原の中の木道歩き。
しかし木道が傾いていて、しかも雨に濡れて滑る滑る。一回コケました(笑)
登山口から2時間弱で山頂に到着。
最短ルートを選んだこともありますけど、さほど苦しむことなく山頂に立てました。
晴れていたらよかったのになあと、少し残念な気持ちで持参したおにぎりを食べていたら、雨が上がり徐々に雲が晴れてきて……おお、目の前に紅葉の絶景が。
先々週登った守門岳の雄姿も浮かび上がりました。
しばし紅葉と遠景を楽しんでから下山へ。
その途中でもう一度振り返って浅草岳を目とカメラに収めました。
やはり紅葉の秋山は素晴らしい。
そして登山口に戻ってきたのですが、最後に登山口から車で10分程下ったところにある「新潟県立浅草山麓エコ・ミュージアム」なる施設で熊狩りの記録映画を見てきました。
ここ、浅草岳の山麓、大白川は、かつて集落を挙げての熊狩りが行われれていたところなのですね。貴重な民族学的資料とのことで、かつての山の暮らしに想いを馳せながらじっくり見学させて頂きました。
今年から再開した登山も16回を数えました。
これから冬に向かいますので、今後は来年の雪解けまで1,000m級以下の低山を中心に楽しもうと思っています。