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【サブスリーランナー30の掟】5.補強トレーニングを並行して行う

毎日10km、月間300kmを走ることが、練習量の目安となるサブスリーランナーにとって、一番避けたいのが、オーバーワークによる故障です。

私の場合、長距離走を始めて5年目でサブスリーランナーになりましたが、その前後に、身体の様々な箇所を故障しました。

その都度、ランニングを中断せざるを得ない状況となり、必要に迫られて行って来たのが、補強トレーニングです。

初めは、腹筋、背筋、腕立て伏せ、腕振り等、ごく基本的なメニューから取り組み始め、その後、動的ストレッチやダンベル体操、フィジカルトレーニング系のメニューが、新たに加わっていきました。

補強トレーニングが、サブスリーランナーの走りに必要な理由は、上記故障予防の為の他、走りの質を上げる効果があるからと言えます。

ランニングは、自分の身体、端的に言えば、上半身を下半身の動きにより、進行方向前方に移動させる運動になります。

したがって、移動させる上半身が、走っている最中にぐらついてしまうと、効率的に前に進むことが出来ません。

そうならない為に、ぐらつかない上半身を作るべく、補強トレーニングを行うのです。いわゆる体幹を鍛える必要性が有ると言われるのは、この点に理由が有ります。

また、上半身を前方向に移動させる力の原動力となる下半身の強化も重要です。

フルマラソン後半で、走るペースを維持する為には、大腿部前後の筋力アップが不可欠となりますし、ふくらはぎの柔軟性も大切な要素となります。

補強トレーニングには、様々な方法があり、ランニング理論と同様に、どれも正解であるとも言えますが、大切なのは「信じて、継続する」ことです。

それには、ある特定のメソッドだけに固執するのでは無く、新たな補強トレーニングが無いか、アンテナを張り、先ずは試してみることをお薦めします。

私は、ここ2年間で、2つの新たな補強トレーニングを取り入れて、効果を実感しています。

一つは、以前投稿した五味トレーナーによる補強トレーニングメニューです。大迫選手のトレーナーを務めていた五味トレーナーのメソッドは、ヨガ的な要素も取り入れられていて、一つのトレーニングで、身体の複数箇所を鍛えることが出来る印象を持っています。

もう一つは、バランスボード。初めは、なかなか上手くボードに乗ることすら出来ませんでしたが、数ヶ月が経過した今では、スッとボード上に立つことが出来るようになりました。ランニング時に必要な適度な前傾姿勢の維持に効果があると実感しています。

サブスリーランナーには、「トレーニングは、走るだけではない!」ということを肝に銘じて欲しいと強く思います。


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