夏旅～水に流す
増水した河川をこれだけ間近に見るのは初めてだった。土手や堤防はもちろん柵もなく、すぐ目の前を轟々と音を立てて流れていく。足を滑らせたらひとたまりもないのに、観光地の安心感からか、人々は何気に近づいて眺め入っている。
同行の義父(故人)が好奇心の塊なので、きっと滝つぼまで行くのだろうとは思ったが、まさか自分まであの雨ガッパ集団に加わるとは💧でも、こんな体験は二度とできないので、チャンスを無駄にしないでよかった。
私の古い写真ではスケールの大きさが伝わらないので、『神戸新聞NEXT』の記事 から一部引用させていただくと……
今でも水量は夏で毎秒283万2000リットルもあります。冬は寒いので滝が半分くらい凍ってしまいますが、それでも141万6000リットル。
・・・(中略)・・・
ちょっと資料が古いですが、1850年から2011年の間、滝の下流で約5000の遺体が発見されてるそうです。平均すると毎年30人以上が滝で亡くなっている計算。
……だそうで、やはり足を滑らせた方もあったのでは？と思ってしまう。
水量も「毎秒283万2000リットル」ってイメージできないので、ぜひ映像でご確認いただければ。
Cited with many thanks to Sky's the Limit Dronography for sharing "Best Drone Footage of Niagara Falls"(2017/06/18)
遊覧船クルーズも想像を絶する迫力。まるで自分が大きな水流の水滴と化したかのようで、何が何だかわからなくなり、ただ笑うっきゃなかった。（動画中盤⬇️）
Special thanks to Adventures of A+K for sharing "Our FIRST time at Niagara Falls (US side) | Maid of the Mist boat tour + Cave of the Winds! (2021/10/04) ," which riminds me of my own first experience there.
ナイアガラの滝はアメリカとカナダの国境を跨いでいる。その日は義理の両親をもてなすために、奮発して滝が見える部屋をカナダ側のホテル（私たちにしては高級ランク）に予約してあった。「パスポート忘れるなよ」と何度も夫に言われ、その都度、持ち物を確認して当日に臨んだ。ところが、よりによってその夫が到着直前にパスポートを家に置き忘れたと言うではないか💢だから私は道中、腹の虫が収まらず、プンプン怒りまくっていたのだが、ここでずぶ濡れになったおかげで、まったく気にならなくなったのだった。「水に流す」って本当なんだと全身で実感😆
で、その日の宿ですか？ もちろんアメリカ側の滝が見えない安宿に泊まりました。でもなんくるないさ〜！ ナイアガラの滝ってホントすごい。一見の価値ありですが、くれぐれもご自身が流されないよう、ご注意くださいね☘️ あ、国境越える場合はパスポートもお忘れなく❗️