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かんがえるだんごたち

みたらし団子:「最近、ユーチューブで“老舗の団子vsコンビニの団子”みたいな企画が流行ってるらしいよ。
目隠ししてどっちが美味しいか当てるとか、優劣を決めるんだってさ。」

磯部だんご:「うーん、味だけで決めるのって、
なんか僕たちの本当の良さを見てもらえてない気がする。」

みたらし団子:「そうだよね。
僕たち団子って、ただの“食べ物”じゃなくて、その背景や体験込みで楽しんでもらうものだと思うんだ。
老舗の団子を特別な日に食べる喜びとか、
コンビニで手軽に買ってピクニックに持っていく楽しさとか、
そういうのが大事なんじゃないかな。」


磯部だんご:「例えば、老舗の団子はさ、あのお店に足を運んで、
雰囲気を味わいながら買うのが醍醐味だろ?
包み紙を開ける瞬間とか、ちょっと特別な気分になる。」

みたらし団子:「うん。『わざわざ行く価値』があるってことだよね。
でも、コンビニの団子だって違う良さがある。
日常の中で“ちょっとしたご褒美”として手に取る人がいる。
それはそれで素敵だよ。」

磯部だんご:「そうなんだよ。
だから、どっちが美味しいかって競うよりも、
それぞれがどう人の生活に寄り添ってるかを考えたほうがいい気がする。」


みたらし団子:「老舗の団子は、特別な日に選ばれることが多いよね。
それって、特別な思い出の一部になってるってことだよ。」

磯部だんご:「そうだな。一方で、コンビニの団子は
“日常の中のちょっとした幸せ”を届けてる。
それぞれが役割を持ってるんだ。」

みたらし団子:「僕たち団子の魅力は、
どんな形でも人の心に触れられるところだよね。
特別な日も、なんでもない日も、誰かの笑顔を作れるなら、
それで十分なんだと思う。」


磯部だんご:「ユーチューブの企画も悪くないけど、
僕たちの本当の価値は“どっちが美味しいか”を
超えたところにあるんだろうな。」

みたらし団子:「うん。僕たちは『食べ物』だけど、
『体験』も一緒に届ける存在。
老舗もコンビニも、それぞれの形でその役割を果たせばいいんだよ。」

磯部だんご:「いいこと言うなぁ。
よし、これからも団子としての誇りを持って頑張ろう!」

おわり。

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