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『長崎の彩り、時を超える祝福』

2月23日、天皇誕生日。
かつて「天長節」と呼ばれたこの日は、日本各地で祝賀行事が行われ、長崎の街も紅白の旗や提灯で彩られていました。

今、その風景を鮮やかに伝えるのが手彩色絵葉書です。
そこには、祭りの日の賑わいや、穏やかな日常を楽しむ人々の姿が描かれています。

しかし、長崎の歴史はこの美しい風景だけでは語れません。
8月9日、戦争の影がこの街を覆った日。
絵葉書に描かれた景色の多くは、原爆の閃光とともに失われました。

「瓦礫の街の綺麗な花 健気に咲くその一輪を
枯らすことなく育てていけると誰がいいきれる?」

それでも、長崎は立ち上がりました。
焼け野原に小さな花が咲いたように、
人々は再びこの街を築き、未来へと歩み続けています。

Bank Band with Salyu「to U」 from ap bank fes '10
https://youtu.be/ZxLuL612XQw?si=gJOj9oCl6DMqS6pr

ーー絵葉書が語る長崎の記憶ーー
明治から昭和初期にかけての長崎。
天長節の日には学校や官公庁で式典が開かれ、港には祝賀の船が行き交いました。

手彩色絵葉書には、そんな長崎の風景が刻まれています。
例えば、大正時代の長崎港。
外国船と和船が行き交い、洋館が並ぶ波止場には異国情緒が漂っています。
昭和初期の眼鏡橋には、着物姿の女性や学生服の少年たちが歩く姿が残されています。

しかし、そんな活気あふれる長崎も、戦争の影に飲み込まれていきました。

ーー戦争の記憶と、未来への祈り ーー
1945年8月9日。
長崎の空に原子爆弾が投下され、一瞬にして町は瓦礫と化しました。

それでも、人々は生き抜きました。
瓦礫の中に咲いた小さな花のように。

誰かを通して、何かを通して、想いは繋がっていくのでしょう。
長崎の雨の匂いも風の匂いも、あのころとは違っていますが、
それでも、絵葉書に写されたあなたたちは、今でも鮮明に教えてくれます。
その美しい風景や人々の笑顔を思い浮かべることで、
今を好きになれるような気がしてくるのです。

「それでもこの小さな祈りを 空に向けて放ってみようよ」

かつての人々が大切にした長崎の美しい風景、
そしてそこに込められた「平和への願い」。
手彩色絵葉書は、その想いを今に伝えています。

ーー長崎の祝福を未来へーー
手彩色絵葉書は、過去の遺物ではありません。
それは、長崎が歩んできた歴史を語り、未来へと受け継ぐ「希望のひかり」です。

天皇誕生日という特別な日に、
ふと絵葉書を手に取ってみる。
そこに描かれた長崎の美しい風景を眺めながら、
かつての人々が願った「平和」と「希望」に思いを馳せる。

そして、その想いを未来へとつなげていく。

小さな花が、たしかにそこに咲いていたように。
今を生きる私たちの「小さな祈り」も、きっと未来へとつながっていく。
絵葉書に刻まれた長崎の想いが、あなたの心にもそっと届きますように。

長崎市被爆80周年記念イベント

「展覧会情報」
開催期間:2025年8月12日~8月17日
会場:長崎県美術館 県民ギャラリー
入場:無料
主催:長崎手彩色絵葉書
後援:長崎市
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