EOS R5 動画の解像感は、設定次第でこんなに変わる。
先日、EOS R5でLog撮影テストを行いYouTubeにアップしました。
その動画がこちら(途中からはじまります)
被写体はさておき、画質を意識してみてみると、なんだかモヤッとしている。ピントがバチッと合っている感じがしない。良く言えばふんわりとした印象です。
僕がイメージするYouTubeの4K動画はもっと解像感があって、まるで目の前に実物があるかのような迫力があるはずなのに、そうなってはいない。
解像感をさらに高めるためにはどうすればいいか調べまして、設定を見直して再度チャレンジした動画がこちらです。
明らかに解像感がアップしています。やったぜ!
この動画の撮影では、設定を2つ変更しました。
・4K 高画質モードを「入」にする。
・Canon Log設定の「シャープ」を最大の「7」にする。
以上の設定で動画がかなりシャープになります。
拡大して比較してみる。
具体的にどれくらいシャープになっているのか確かめてみました。
↑ハガキの文字を動画撮影し、拡大して比較してみるテストです。
ミニ三脚にEOS R5を乗せ、レンズはRF24-105mm F4L IS USMを装着し、50mmくらいで撮影しています。(SS 1/50, F4, ISOは…500くらいだったと思います。マニュアルで固定し、すべて同じ条件で撮影)
以下が検証結果です。
一枚ずつ見ていきましょう。
①4K高画質モード(8Kオーバーサンプリング)による変化
技術的に細かいことはわかりませんが、8Kで撮って4Kに圧縮するイメージでしょうか。この設定をオンにするだけで、かなりシャープになることがわかります。
②Canon Log設定「シャープ値 最大」による変化
オーバーサンプリングよりも文字がよりハッキリする印象ですが、画面下の黒背景文字を見ると輪郭が強調されすぎている感じがします。
③「オーバーサンプリング + シャープ値 最大」だとどうなる?
シャープ最大にしたときの輪郭のわざとらしさが消えて、自然な解像感が出ました。さらに誇張されて使えない画質になるかと思いきや、、、不思議ですね。
④オーバーサンプリング vs シャープ値 最大
オーバーサンプリングの方が自然に見えます。
⑤シャープ値 最大の影響
わかりやすくするためシャープは最大値の「7」に設定していますが、わざとらしさを感じるようであれば、少し下げてもいいと思います。
⑥オーバーサンプリングの影響
シャープとオーバーサンプリングは、組み合わせたほうがよりカリッとすることがわかります。
元の画質がモヤモヤしすぎてない?
あまりにも解像感がアップするので「デフォルト設定で撮影した動画だけピントずれてたんじゃない?」と怖くなり、再度確認しましたがピントは合っています。拡大するとモヤッとしていますが、ピントは合っています。
「高画質 オフ」で撮る場合の処理には「ピクセルビニング」という技術が使われているようです。これは2x2の4ピクセル分を1ピクセルとみなしてセンサーを広く使うという技のようです。詳しく知りたい方は調べてみてね!
4K 高画質撮影はカメラへの負担が大きい。
発表後話題となったオーバーヒート問題についてです。
Canonホームページの表を見ると、
「4K 30p クロップ無 高画質」の撮影時間は「最大約30分」となっています。4K 30pのそれ以外の設定では熱による制限がないので、8Kオーバーサンプリングの処理はカメラにとってかなり負担が大きいことがわかります。
熱停止のリスクは伴いますが、自分の場合はカメラに負担をかけてでも高画質モードで撮ると思います。だって明らかに画質が違うんだもん…(笑)
EOS R5は本日発売!
本日発売のEOS R5で、みなさんもカリッカリの動画をたくさん撮ってくださいね!どの立場からの発言なんでしょう!ステマじゃないよ!レンタルしてただけだよ!キヤノンさんありがとう!じゃあの!!!回復してきた痔やぁの!うへぇ!!!!
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