語学学習はたのしい。

今月末から始まる英語のクラスのテキストが届いた。
どのくらいのペースで進めるのかがわからないので、少々どきどきするが、とても楽しみなどきどきだ。
内容としては、やっぱり中学生レベルなんじゃないだろうか。
それでも、語学学習は楽しい。

イギリス人夫妻がデンマークに移住した体験記『幸せってなんだっけ? 世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』に、「語学学習をすると幸福度が高まる」というようなことが書かれていたと思うが(違っていたら申し訳ない)、実際に、英語を習っていると楽しいのだ。

ブログで何度も書いているが、日本語禁止の4時間もある英語のクラスが終わるとヘロヘロになるが、誰かを助けたくなる心地良さでいっぱいになる。
クラスメイトも良かったのだ。
色々な年齢で出身地も違う、職業も違う人たちが、焦ったりわからなかったりすることを、助け合いながら答える。
これを4時間も続けると、それは本当に気持ちがいいのだ。

これから始まるクラスは、前回よりも難しいクラスになっているのだが、テキストを読んだ限り、ちょうどいい難しさなんじゃないかと思えた。
ゆっくり読めば、解けなくはないレベルの内容だが、以前よりもわからない単語も出てきている。
「あぁ、中学一年から三年になったときって、こういう感じだったか」と懐かしい気持ちさえしている。
クラスはまだ始まっていないから、実際のところ、どうなるのかはまだわからないが、それでも、楽しそうだとわくわくしている。

「ビジネスで役立つから」という理由じゃなくたっていい。
むしろ、「将来的に役立つから」という理由ではじめるから続かない。
これはぼく自身にも言えることだが、英語学習をしているのは何も今回に限ったことではない。
けれど、どれも習慣化することができなかった。
細かな理由を挙げたらたくさんありそうだが、共通して言えるのは「いま必要じゃないから」と「楽しんでいなかったから」の二点だ。
いま、ぼくは海外に行ったり、海外の人と英語でやりとりをすることが増えている。
英語の文献を読むことも増えていて、これらは必要に迫られてやっていることだ。
さらに、もうひとつの理由は、楽しいのだ。
英語の文献を読むことは、日本の文献だけじゃない知識量が増えるし、会話をしたり、メールでやりとりしたりするのも、英語圏ならではのやり方やノリの良さ(悪さ)っていうものがある。
単語量がないからいちいち調べなきゃいけないけれど、これらがいちいち楽しいんだ。
この「いま必要」と「楽しい」が掛け合わさっているのが、いまのぼくの英語学習の状態といえる。
もしも、以前のぼくと同じように語学学習が続かない人がいるのなら、この二つが欠けているからだと思う。
厳しさを売りにしていたり、将来的なビジョンを魅せて広告しているところもあるけれど、どちらも違う。
厳しくつらく続ける人生なんてつまらないし、将来を見続けたって不安だけが募っていくだけだ。
人間というのは未来や過去のことを考えると、不安や後悔を抱く生き物なのだから、「いまこの瞬間必要なこと」と「楽しいこと」に夢中になる方がいい。
楽しいから、やるんだ。
これはもう、趣味なんだよ。
All works are hobbies.

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