3月11日で「東日本大震災」から13年(第四回)ー石巻市立門脇小学校ー
今年2024年3月11日で、東日本大震災から13年を迎えます。今回は、震災遺構「石巻市立門脇小学校」を紹介します。
石巻市立門脇小学校は、宮城県石巻市門脇町にあった公立小学校です。東日本大震災における適切な避難が評価されました。そんな、門脇小学校の児童・教職員の取った行動とは。
あの日、あの時間。全校児童300人のうち240人が校内に残っていましたが、地震直後には教職員による誘導によって、裏山の日和山に避難を行い、下校したあとで戻ってきた人数を含めて275名の児童が避難しました。迎えに来ていた児童の保護者に対しても、安全が確認できないとして山に登らせました。校舎には新たに避難してくる人を誘導するために4人の職員が残っていましたが、住宅や電柱をなぎ倒して津波が押し寄せてきたため、校舎に残っていた40人の住民と職員も急いで山に避難しました。
震災により、すでに下校していた児童のうち7名が亡くなりましたが、在校していた児童は全員無事でした。教職員の適切な判断と日頃の避難訓練の成果が、この生存を生み出したのでしょう。押し寄せてきた津波は6m級。日頃から、裏山への避難訓練を行っていたといいます。
彼らの生存は、奇跡ではありません。教職員の適切な判断と日頃の避難訓練の成果が、生存につながったと、先ほども述べました。
避難訓練は意味があるものです。あなたの命を守るための最善の行動を、学ぶ場です。
そのことを私たちは、理解しておくべきでしょう。
門脇小学校:
https://www.ishinomakiikou.net/kadonowaki/
※Wikipedia参考
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