捩花
捩花 (ネジバナ)
キジカクシ目、ラン科、ネジバナ属の植物。
真っ直ぐに伸びた茎の周りを桃色の花が
グルグルと螺旋状に整列して並ぶ花序を
見せてくれる面白い植物である。
地面から天に向け時計回りにスパイラル
するもので、こう見えてランの仲間となる。
学名のスパイランセス シネンシスは花序が
螺旋状である事を示したもの、洋名も同様に
スクリューフラワー となっている。
このネジバナの花言葉は『思慕』。
相手の事を思い慕うの言葉となっていて
ぐるぐると回った花を、恋心に思い悩む感情
を花言葉にしたものである。
別名にある、綟摺 (モジズリ)の名称に関し
語源は、忍捩摺(シノブモジズリ)なる織物
の技法で染め上げた、その乱れ模様に重ねて
付けられたものとなる。
この植物は、2020年の春にブログという
世界に入って以来、掲載したかったが撮影が
何年もできておらず探していたものとなる。
それまでは普通に見かけたのにな、とこれと
再会した時の嬉しかった事ったらなかった。
また、今年も同じ場所に生えているのかしら
確かめに行かなくては、である。
和名 捩花 (ネジバナ)
綟摺 (モジズリ)
洋名 スクリューフラワー
(SCREW FLOWER)
学名 スパイランセス シネンシス
(SPIRANTHES SINENSIS)
分類 キジカクシ目、ラン科、ネジバナ属
種類 多年生植物
草丈 30〜40cm
開花 夏
花色 桃色
原産 東南アジアから東アジア
言葉 思慕
撮影 大野川緑陰道路、大阪湾寄エリア