ゴッホの絵の中のヒマワリ
向日葵 (ヒマワリ)
キク目、キク科、ヒマワリ属
ヒマワリはガンガンと照りつける太陽にも
負ける事なく元気いっぱいに咲く。子供の頃
大人にヒマワリは太陽をその花が追うんだよ
とウソを教えられた事があるのを思い出す。
さて、ヒマワリと聞いたら、誰の画が真っ先
に思い浮かぶかと質問されたなら、多くの人
がゴッホの名前を挙げる事だろう。それだけ
ゴッホが手掛けたヒマワリは記憶に残る絵に
なっており、唯一無二のその絵のタッチから
に他ならない。
ゴッホがヒマワリに関して連作を描くという
アイデアは、パリのモンマルトルの庭先での
発想で生まれたものである。
黄色や茶色を使って影を表すといった色彩の
使い方や、全体の描き方は、希望に陽光にも
満ちた美しい世界を表現するものであった。
残念ながら、そのような世界は、彼が精神の
病に苦しめられるほどにゆっくりと、しかし
確実に崩れ去っていったのである。
1888年の夏の日、友人のゴーガンの到着
を待ちわびながら、アルルの家を飾るために
一連のヒマワリの絵の制作へとゴッホは取り
かかる。彼のヒマワリの絵のうち、3作品は
花瓶に15本のヒマワリが、2作品では花瓶
に12本のヒマワリが描かれている。
ロンドンやミュンヘンに置かれている15本
のヒマワリが表すのは、花の多さであるが、
アルルでの新たな生活への期待と、同僚画家
のゴーギャンとの共同生活に、未来への希望
や期待に満ちてる心情を表しているもの。
一方で、フィラデルフィア美術館に置かれる
12本のヒマワリは、ゴーギャンとの関係が
緊張状態に陥り、その孤独感や不安感の表れ
とされている。12という数字が表すものは
古代より時間や周期を象徴するものであって
ゴッホ自身が内面的な葛藤や、不安な心情を
表したものだと云える。
弟テオに宛てた手紙には、ゴッホは次の様に
書いている。『ヒマワリはある意味僕自身だ』
ゴッホにとって、ヒマワリとはその位に特別
な意味を持つ絵の題材でもあった。ゴッホは
上記の花瓶シリーズ以外にも多くのヒマワリ
を描いており、そのシリーズは彼の代表作の
ひとつとして知られている。彼はヒマワリに
対して以下のような意味を込めていたものと
分析されている。
ゴッホが希望と期待をした、ゴーギャンとの
友情の色としての黄色いヒマワリ。
コレは12本のヒマワリの時に如実にその絵
に表れているものだが、命のサイクルであり
生と死を描いたもの。画中のヒマワリの姿は
開花して満開を迎え、やがて枯れるまでの姿
を描いており、これには生命の誕生、成長、
そして死とを表していると言われている。
もうひとつはヒマワリの姿は、ゴッホ自身の
心情をそのまま表したものとされるもので、
前述の弟への手紙での言葉通りである。
これらの要素が重なり、ヒマワリとは単なる
花ではなく、彼の感情や思想を投影する重要
なテーマとなっていたものである。
昨年は『デジタルファインアート展』という
新たなるアート展示の取組みを見に行った。
ゴッホが実際に描いた絵画類は一切、展示を
されないもので、デジタルに取り込んだ絵画
が動くというものだった。
そんなゴッホの作品の中、デジタルアートの
中に於いても、ゴッホの描いたヒマワリの絵
は唯一無二、誰の描く絵は一線を画すものと
改めて実感させられた。
油絵のダイナミックな筆のタッチは見る事は
叶わなかったが、その分デジタル画像は沢山
写真に収めたのである。また、ヒマワリ造花
が沢山並んだオブジェも撮影した。
デジタル画像で投影されたものを撮影したが、
残念ながら花瓶ヒマワリシリーズではなくて
地植えのヒマワリ画像がループ再生された為
そんな画像となっている。
和名 向日葵 (ヒマワリ)
向日葵草 (ヒグルマソウ)
日輪草 (ニチリンソウ)
洋名 サン フラワー (SUN FLOWER)
学名 ヘリアンサス アンヌウス
(HELIANTHUS ANNUUS)
分類 キク目、キク科、ヒマワリ属
種類 一年生植物
草丈 1〜3m
開花 夏〜秋
花色 黄、橙、赤、茶
原産 北米
言葉 あなたを見つめる
光輝
撮影 長居植物園
淀川河川敷近所のミニ公園
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
名称 フィンセント ファン ゴッホ
(VINCENT VAN GOGH)
属性 画家
出身 オランダ
生涯 18530330〜18900729
死没 フランス
作品 ひまわりシリーズ
糸杉
星月夜
自画像
黄色い部屋
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
#向日葵
#ヒマワリ
#サンフラワー
#SUNFLOWER
#ヘリアンサスアンヌウス
#HELIANTHUSANNUUS
#フィンセントファンゴッホ
#VINCENTVANGOGH
#ポールゴーギャン
#PAULGAUGUIN
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
冷静沈着な私を、瀕死状態にさせた地獄の体験談
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
この事件の犯人…
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?