KARL LAGERFELD

カール ラガーフェルド （KARL LAGERFELD）


日本では知る人ぞ知るの偉人のひとり。

ファッション界の皇帝（KAISER OF FASHION） とも呼ばれた燻し銀（イブシギン）の様な男性。

１９７１年１月１０日、世界的なファッション
デザイナーのココ シャネル（COCO CHANEL）
がこの世を去る。



カリスマ性と実行力や決断力、そしてセンスの
ある彼女の喪失は、シャネル（CHANEL）という
ブランドの存亡を危ぶまれる状況へと陥らせた。

ココ シャネルの大いなる失敗はオーナー亡き後に
それを引き継ぎ力を振るえる右腕となる後継者を
育ててこなかった事にある。



そんな墓穴に片足を突っ込んだ状態のシャネルに
手を差し伸べたのが、カール ラガーフェルド。

周囲の者から『プラスになる事はない、やめとけ』
の忠告を跳ね退けて、彼はそれをやってのけた。
眠れる森の美女を救ったのは白いポニーテールの
おじさんだったのである。今のシャネルブランド
は彼の功績なしには存続していなかったと言われ
今もトップブランドの座に君臨し続けている。



彼は実力者で他のブランドにもヘッドデザイナー
やディレクターとしてファッション界の牽引力を
発揮してきた。それはシャネルの救済だけでなく
トップクラスのブランドにも彼のエッセンスなど
そのＤＮＡをもって色んな影響を今も残している。
そして、自らのブランドも立ち上げたのである。
彼が関わってきたトップブランドロゴを羅列した。

彼は写真家の側面も持っていて自ら広告写真をも
手掛けたのである。シャネルのブランドとしての
底力を上げるために自らがモデルの女性達を選び
そのブランドを纏わせた美女達の撮影をしている。

男に媚びない、依存しないスタイリッシュな女性
たちの姿がその写真には現れているのが良い。
女性は男性の従者では決してないポリシーがある。
そんな彼のモデル撮影のスタイルは今も踏襲されて今後の広告も同じスタイルが続いていくのだろう。

彼自身は同性愛者であり、女性に対しては基本的
には興味があまりなかったのが逆に良かったのだ
と思う。当たり前の話だが彼ほどのファッション
界の帝王ゆえ金は有り余って仕方ない生活だった
筈で、それゆえにその資産を狙って女性が彼には
相当数が集まって来た事は想像できそんな女性達
を前に、女嫌いになっていったのだろう。

彼の手掛けた作品を見てみよう。

全部、モノクロである。

彼の作品でも面白いのがこれ

ハイヒールのヒールが彼自身なのである。
彼のブーツ類はさほど高くないのでラインナップ
に付け加えるのも楽しい。３万円程度の価格だ。

彼のキャラを活かした商品なども色々出ている。
愛されるキャラでなくばこんなにも商品化されて
いる筈はない。彼は魅力的な人物だったと思う。

このバービー人形も数量限定で販売されたもの。
カール ラガーフェルドのモノクロファッションに
クッキリ眉毛、高い襟、そしてブラックサングラスにポニーテールに仕上がっている逸品である。
現時点で約１００万円の取引価格となっている。

あのメディコムトイ社の人気キャラBE@RBRICK
では、ココシャネルも併せてのラインナップ。
彼女とブランドを救ったラガーフェルドのペア姿。

彼は２０１９年２月１９日に、この世を去る。
享年８５歳。同年６月２０日にパリのグランパレ
にて招待者限定の追悼セレモニーが開催された。

『KARL FOR EVER』

CHANEL、FENDI、KARL LEGERFELDなどの
６つのブランドによって共同開催されたもので
世界中のセレブたちや俳優やモデルが集まった。



さて、なんでこんな記事を書いたのかと云うと、
京都の錦通商店街近くのある店で見つけたコレに
よるものである。

京都のある店に飾られていたポップアートパネル。
それらの中で天才とされるカテゴリーが並んでた。
上から順に

カール ラガーフェルド
　　（KARL LEGERFELD）

パブロ ピカソ
　　（PABLO PICASSO）

スティーブ ジョブズ
　　（STEVE JOBS）

アルベルトアインシュタイン　　
　　（ALBERT EINSTEIN）

サルバドール ダリ
　　（SALVADOR DALI）

アンディ ウォーホル
　　（ANDY WARHOL）



この世に既にいない彼等のポップアートパネルを
見て順番に記事を書こうかなと思いついた。



どれも既にリポートは揃っている訳だし、順番に
記事にしていくとそれはそれで面白そうである。
彼らの一人一人に私は思い入れがある訳だし。



因みにこのポップアートパネルのデザイナーは
タイ人で独自のタッチでパネルを作り上げた人。
キータタット シティケット
　　（KEETATAT SITTHIKET）



映画キャラから、俳優、政治家、アーティスト、
アスリートにアニメキャラなど多くを同寸サイズ
のパネルにまとめ、良いインテリアにもなる。
私も大好きなマーベルシリーズを始め、
ＤＣコミックキャラなどを買い漁り集めている。



彼がパネル化していないダヴィンチ、エジソンも
記事を掲載していく予定である。