YESTERDAY-TODAY-AND-TOMORROW
匂蕃茉莉 (ニオイバンマツリ)
花は扁平形状で、かつ花弁の不揃いさもこの
植物の特徴となっている。
花の色は、紫、藤、白、の3色花が咲いてる
様に見えるのであるが、実はそうではない。
開花の後に色が褪色していってるのである。
開花時は紫、色落ちして藤、更に色落ちし白
と変化していく。写真のものは褪色していく
過程を撮影した。
『イエスタデイ トゥデイ アンド トゥモロー』
の洋名は、花色が次々と変化するこの様子を
言い表した名前となる。
この植物は非常に毒性の強い植物である。
それも神経系毒になるので幻覚などを見たり
筋肉弛緩などによる身体のコントロール不能
をひきおこすものとなる。その毒は実にあり
これのベリー状の実は、幼児やペットがこれ
を食した事による事故があるもので、幼児や
ペットの近くに置いてはならぬものである。
これがタイトルにもなった面白い洋名がついた理由
『YESTERDAY-TODAY-AND-TOMORROW』
この植物は蕾の時から面白いので観察しよう。
ドクロっぽい不気味な姿の蕾たち。
咲いた後は、花があまりシャンとしていないもの
も少なくない。でも、とても興味をそそられる。
不思議な植物である。
和名 匂蕃茉莉 (ニオイバンマツリ)
洋名 イエスタデイ トゥデイ アンド トゥモロー
(YESTERDAY-TODAY-AND-TOMORROW)
学名 ブルンフェルシア ラティフォリア
(BRUNFELSIA LATIFOLIA)
分類 ナス目、ナス科、ブランフェルシア属
種類 多年生低木
草丈 1〜3m
開花 夏〜秋
毒性 ブランフェルサミジン
ホパニン
スコポレチン
(* これらは全てが神経毒)
症状 嘔吐、下痢、鬱症、筋肉弛緩、幻覚、
発作、致死
原産 中央〜南アメリカ、西インド諸島
言葉 幸運
夢の名
浮気な人
解説 良い芳香を放つ事からジャスミン類を
表す茉莉(マツリ)の名がつくものの
ナス科の植物となる
撮影 淀川区十三周辺、北山緑化植物園
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