BONTENBA-TSUBAK
梵天葉椿 (ボンテンバツバキ)
京都府立植物園の特設会場で開催されていた
椿展にて説明をされていた椿の専門家の方に
誘われて初めて見た梵天葉椿に驚かされた私
は、早速その日にこのブログの中にてこれを
紹介したのだった。
だが、記事にした時に重大なミスに気付いた。
この葉から飛び出したこの構造はどうなって
いたのだろうか、掲載した写真ではその構造
が全く不明瞭ではないか!という重要な事に
気付いてしまったのである。
ううむ、これは翌日も同会場に行って再確認
をしなければなるまいと心に決めたのである。
梵天葉椿なんて、こんな凄いもの、この機会
を失えば、もしかしたら二度とお目に掛かる
事もないやも知れない。
この日に、特設展にて椿の説明員をされてた
方々は『京都園芸倶楽部』という植物専門家
から構成された一般財団法人であり、ここの
歴史は『京都府立植物園』がアニバーサリー
百周年を迎えたばかりであるが、それの更に
一年前に設立された百一年の歴史ある団体。
京都府立植物園を創設したのは、この団体が
全体を纏めたという由緒正しいものなのだと
知った私であった。なので椿話が盛り上がり
温室を見る時間が過ぎてしまっていたので
『世界で一番美しい花、ベゴニア展』を是非
見なきゃと思ってたのが手遅れとなった。
そんな土曜日に引き続いてのリベンジとして
大雨の連日をこの京都府立植物園で過ごした
私である。だから、逆に『梵天葉椿』再会の
チャンスでもあったのだ。
ここからは実際にその話をしたらば、この椿
の所持者が会場におられた京都園芸倶楽部の
会員さんだと知り、葉の構造を知りたいとの
申し出をしたらばそれは面白いねとオーナー
の女性も一緒に葉の裏を見たりしたのである。
写真撮影をする時に窓際の明るい場所へ移動
する許可を貰っての撮影実施をしたらはその
ディテールがわかってきた。
なるほど、梵天葉椿の突起した葉っぱは葉の
裏側の途中から飛び出しているのが分かる。
そしてその突起した葉の方に、本体の葉中の
中央部の基軸となる葉脈が繋がっている事で
本来の葉から葉脈がそこで途切れている。
うわうわ、これは面白いね、と盛り上がる。
ちなみに梵天葉の突起葉がぶら下がる本葉は
すり鉢状に盛り下がっているのもわかった。
葉の盛り下がりを見て、その場が盛り上がる
とは誠に面白い事である。そんな写真をここ
に載せておこうと思う。
和名 椿 (ツバキ)
洋名 ジャパニーズ カメリア
(JAPANESE CAMELLIA)
学名 カメリア ジャポニカ
(CAMELLIA JAPONICA)
品種 梵天葉椿 (ボンテンバツバキ)
(BONTENBA-TSUBAKI)
分類 ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属
種類 多年生植物
草丈 2〜15m
開花 3月
花色 濃紅色
咲型 一重咲
花径 7〜8cm 中輪
花弁 一重、5片
蕊形 筒蕊
歴史 江戸時代
原産 日本
言葉 誇り
控えめな優しさ
撮影 京都府立植物園 椿展会場
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