日陰杪欏 (沖縄編)
日陰杪欏 (ヒカゲヘゴ)
ヘゴ科、ヘゴ属、ヒカゲヘゴ種の植物となる。
いわゆるシダ類の仲間でその最大級のもの。
写真で薇(ゼンマイ)、蕨(ワラビ)に見られる
様な新芽が巻いている物があるが、この大きさは
我々の拳や手首と同じ大きさや太さを持つものも
ある。鍋に入れるのも一苦労しそうな代物である。
食べようとは全く思わないが。
シダ類の最大級の大きさとはどのくらいかという
と、この植物の平均的高さは6mまで育ち、最大
のクラスのものだと15m迄の高さとなる。もう
シダの世界を通り抜け別の世界である。沖縄の地
の温暖で湿度の高い亜熱帯の気候が育み続けてる
植物のひとつである。沖縄では背高な植物の種類
が多過ぎて、なんだか自分がちびっ子になった様
な気持ちになるのが面白い。
日本に生息するのは鹿児島は奄美大島から沖縄県
は本島から八重山諸島にかけて森林部に自生して
いる。中国、台湾島に於いては森林の伐採、環境
破壊などにより自然界のもので自生しているのは
もう既にないのだと言う。もしかしたら日本だけ
での固有種植物になっているかもしれない。
ヘゴ科の植物は、約1億年前に地上に出現したと
されているがこのヒカゲヘゴはその巨大な姿から
古代植物の生き残りとの説もある。何億年も前の
時代、我々の知らぬ大型恐竜たちがこの植物の横
をノシノシ歩いてた場面を想像するだけで楽しい。
和名 日陰杪欏 (ヒカゲヘゴ)
学名 アルソフィラ レピフェラ
(ALSOPHILA LEPIFERA)
分類 ヘゴ目、ヘゴ科、アルソフィラ属
種類 多年生植物
草丈 6m
開花 なし (胞子植物)
原産 日本 (奄美大島、沖縄)、台湾
言葉 愛嬌、誠実
撮影 奄美大島
この植物が群生していたたのは大宜味村にある
アクティビティスポット「ター滝」という場所の
ものとなる。
沖縄編は、この植物に関すしての私の調査記事に
よる構成内容となっている。またター滝ウォーク
は別記事にて掲載の予定なのである。
下の奄美編は、ネイチャークルーズガイドの説明
内容をベースにして構成したものとなっている。
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