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喫茶ソワレ




喫茶 ソワレ(SOILEE)

深海の底の中の様に果てしなく青い空間のお店。

創業が1948年なので、2023年現在で
75年もの歴史を重ねてきた京都の中の老舗店。


彫刻家、画家、歌人、そして照明設計家などがこの
お店に残したものが我々を楽しませる特別な空間。



青い空間の中、メニューを目を凝らして見る。
このお店に飾られる絵や、ショップカードには
東郷青児を始め、二科会のメンバーによるもの。



このお店は女性客が多い。男女カップルちらほらで
男性ひとりで入っている客は私だけである。店の前
には列が並び、京都のガイドブックを持った観光客
も何組かいる。京都観光のスポットに数えられてる
お店でもあってこの時は20分ほど並んだ。


このお店の名物はゼリーポンチ、750円。
カラフルゼリーをスプーンに乗っけたり、
店内の照明の透過を楽しみながら撮影してみた。
スプーンの上に並べてみたりもする。


殆どの女性もこのゼリーポンチ目当てに店に入る。
非日常的でもある青の空間と、カラフルなゼリーが
可愛らしいこの美しきドリンク。


ゼリーを一口一口食べながら気持ち良い空間の中、
身も心も鎮静させられていくのが良い。青色照明は
人の気持ちを落ち着かせてくれる鎮静効果、そして
集中させてくれる効果もある。


他の女性たちもスマホでパチクリとこの老舗の店内
とゼリーポンチを撮影している。


周辺のビルはどんどん建て替えられたりしているが
このお店だけが、75年も前のままの形を残す。

なお、此処のお店のショップカードは、定期的に
色んな画家の絵のもので変わっていくのも楽しい。
上のはその時のショップカードとなる。



店名 喫茶ソワレ
   ソワレ (SOILEE)
   フランス語『夜会』『素敵な夜』の意
所在 〒600-8001
   京都市下京区西木屋町通四条上る真町95
最寄 四条河原町駅 阪急電車
開店 1948年 (昭和23年)
創業 元木和夫
内装 池野禎春
   葡萄型レリーフ彫刻(浮彫加工)
照明 上村六郎
   青照明、深海底様な店内
   女性を最も美しく魅せる照明と採用
   当時はお見合いの場にも使われた
絵画 東郷青児
   他は二科会メンバー多数
歌碑 吉井勇 (伯爵歌人)
   『珈琲の香にむせびたるゆうべより
    夢みる人となりにけらしな』
音楽 店内BGMは一切ない
提供 ゼリーポンチ 750円

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