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ウシノシタ 一生を一枚の葉だけで生き抜く植物


ストレプトカルプス ミケルモレイ
(STREPTOCARPUS MICHELMOREI)


ジンバブエ、モザンビーク、と南アフリカを
原産とするイワタバコ科の植物となる。この
植物は切り立った崖に生える性質をもってて
直射日光が当たらず、水分の多い場を好む。


薄紫色の筒状の花がたわわにぶら下がってる
その下には、『牛の舌』の和名が表した通り
巨大で肉厚の葉が垂れているもの。この植物
は発芽すると本葉は出さないで、双葉の内の
一枚だけが大きく育ってこの形を成すもので
その一生を一枚の葉だけで生き抜くのである。


そんなユニークな姿や生き様から園芸用にも
人気が高まっている植物のひとつである。


イワタバコ系の植物は、年々、どこの植物園
でも普通に見かけるものとなり、紫系の花や
特徴的な葉が人気の牽引力となる。ただ気温
が15℃以下では枯れてしまうので室内環境
が必要で、直射日光を避ける必要もある。


学名にある『ストレプトカルパス』の名称は
ギリシャ語で『ねじれた果実』を表すもので
細長い鞘状の種は、種が熟成するとねじれて
弾ける為に遠くへと種を飛ばす機構をもつ。
範囲を広げるためのこの植物の戦略である。


学名の『ミケルモレイ』は、植物学者である
ミッシェルモアの名からくるものとなる。


この植物の『一生一枚の葉で生き抜く』なる
生き様に、潔くもかっこよさを感じてしまう
私なのである。







和名 牛ノ舌 (ウシノシタ)
洋名 ケープ プリムローズ
   (CAPE PRIMROSE)
学名 ストレプトカルプス ミケルモレイ
   (STREPTOCARPUS MICHELMOREI)
分類 シソ目、イワタバコ科、
   ウシノシタ属
種類 多年生常緑植物
草丈 15〜30cm
開花 春〜秋
花色 紫
花径 3cm
原産 南アフリカ
   (ジンバブエ、モザンビーク)
言葉 清純な愛
   真実
撮影 京都府立植物園

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