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童泣


童泣 (ワラベナカセ)


リンドウ目、アカネ科、ボチョウジ属


付着根で基物に張り付き這い上がる蔓性植物。
ひとつの樹木に張り付いたら、蔦が伸びてその
樹木をグルリと取り囲む性質をもっている。
白玉の実はとても可愛くて見る者を和ませて
くれるものとなっている。


本来は白玉蔓(シラタマカブラ)の正式名称
をタイトルにすべきところなのを、方言名で
ある童泣(ワラベナカセ)をタイトルにした。


この別称について調べてみると二種類の説が
あり、どちらかが正解なのか、もしくは両方
共に正解なのかも知れない。


そのふたつとは、蔓と実の性質からくるもの。


蔦類の植物である上に、太い大樹に巻き付く
その逞しそうな姿に一見その蔓は強い素材か
と思いきやこの蔦は弱くて脆く、ブチブチと
直ぐに切れてしまうという。子供がこの蔦を
使って薪などを束ねようとしてみたとしても
上手くいかないと嘆く事からついたという説。


もうひとつは、この白玉の様な可愛い実だか
その見た目の美しさや可愛さである。これは
さぞかし美味いものなのだろうと期待に胸を
膨らませ、口に入れてもボソボソとして味も
全然ないので、その味に期待した子供を多い
に落胆させる説。


シラタマカズラ、イワヅタイも魅力的な名前
だが、やはり、ワラベナカセの方言名が私の
ツボにハマったのである。




和名 白玉蔓 (シラタマカズラ)
   童泣 (ワラベナカセ)
   岩伝 (イワヅタイ)
学名 サイコトリア セルペンス
   (PSHYCOTRIA SERPENS)
分類 リンドウ目、アカネ科、ボチョウジ属
種類 多年生蔓性植物
草丈 6m
開花 春〜夏
原産 日本、中国
撮影 奄美大島

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