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グズマニア サンギネア 原産国が直ぐに分かる植物
グズマニア サンギネア "ラスタ"
(GUZMANIA SANGUINEA "RASTA")
イネ目、パイナップル科、グズマニア属
熱帯雨林に生息する多年生植物で、他の樹木
の上部に育つ着生植物となる。着生とはその
樹上に生えながらも、その樹木の養分を吸う
宿木(ヤドリギ)などの寄生植物などと違い
そこに間借りをしているだけの職場の生態を
指す言葉で、一般の蘭(ラン)などとも同じ
ものである。
多段式に葉が重なった構成で成長していって
熱帯雨林に育つグズマニアは、常に葉っぱの
中央部には水が溜まっている仕組みとなって
いて、これが必要な水をキープしておく為の
プールとなっている。南国のジャングルの中
これらのグズマニアの仲間達が確保している
プールは、実は猛毒を持ったヤドクガエルの
母親がエッサラホッサラと樹木をよじ登って
行き背中に背負ったオタマジャクシを放流し
育成する場となる。
ヤドクガエルの極彩色の身体は、天敵に向け
最強レベルの毒を持つので、ご自由にお食べ
遊ばせと、ばかりに自慢げに悠々と生きてく
カエルである。昔の人はこのヤドクガエルの
毒を矢の部分に塗り、これで獲物や敵対する
兵たちと闘う武器に使ったもの。
ヤドクガエルが毒を有するのは、実は蟻酸に
由来する。蟻酸は世の中にある有毒物質の中
のベスト10に入る天然由来とされる有毒な
物質である。現地に生息する有毒な蟻を食し
それが積年の蓄積により有毒生物へと変化し
生き延びている種こそがヤドクガエルとなる。
カラフルなカエルがオタマジャクシを育てる
には、同じカラフルなグズマニアがお似合い
となる。
このグズマニア サンギネアの原産国はその国
の旗と同色のブラジルである。ラスタカラー
がとても美しいもので、常に植物園の温室で
必ずアナナスやグズマニアゾーンはチェック
しているのだが、今回初めての認識となった
のが、このグズマニアサンギネアとなる。
ちなみにブラジルが原産となるヤドクガエル
は、藍染矢毒蛙(アイゾメヤドクガエル)と
呼ばれるものとなる。
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洋名 グズマニア サンギネア "ラスタ"
(GUZMANIA SANGUINEA "RASTA")
学名 グズマニア サンギネア
(GUZMANIA SANGUINEA)
分類 イネ目、パイナップル科、
グズマニア属、グズマニアサンギネア種
種類 多年生植物
着生植物
草丈 50〜100cm
開花 6〜9月
花色 黄
花径 8〜15mm
原産 ブラジル
言葉 いつまでも健康で幸せ
理想の夫婦
あなたは完璧
情熱
撮影 2024年11月9日
場所 京都府立植物園、温室内
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#グズマニアサンギネア
#GUZMANIASANGUINEA
#京都府立植物園
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ブラジルの藍染矢毒蛙(アイゾメヤドクガエル)
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※上記写真はネットからの拾い画像となる。
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