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餅花 旧正月に咲く縁起花


餅花(モチバナ)


餅花(モチバナ) は、小さくちぎった餅や団子を
柳(ヤナギ)や水木(ミズキ)などの枝に飾り付け
日本の正月や小正月(1月15日頃)を祝う伝統的
な飾り付けのことで、『五穀豊穣』や『商売繁盛』
を願う縁起物とされている。


枝に飾り付けするのは、紅白の餅、もしくは団子
を小さく丸めてつけたものを飾るものである。


この白餅の意味は『清浄』、赤は『魔除』の意味を
持っている。現代では餅花に紙や綿などを代用品
として使うものもある。衛生的な事もあっての事
だろうが、実際に飾った餅花は火に焚べてやって
それを美味しく頂いたのだそうである。私は餅花
は残念ながら食べたことがないのである。


餅花の風習は豊作祈願から生まれたとされ、特に
農村部で盛んだったもの。冬の間、葉を落とした
柳の枝に餅をつけ『花が咲いたように見せる』事
こそが餅花の由来の一つといわれている。


江戸時代になると商家などでも商売繁盛を祈願し
飾られる様になり、現在も伝統行事の一環として
続いている地域があるという。


東北・北陸 では、ミズキの枝を使うことが多く
『ミズキ団子』とも呼ばれる。新潟では、豊作を
祈願して『団子の木』と呼ばれるそうだ。


餅花は、日本の伝統的な縁起物の文化でもあり
五穀豊穣や商売繁盛を願う飾りとなっている。
紅白の餅や団子を枝につけるのは冬の寒い時期
『いち早く、春を先取りする』という意味をもつ
ものだそうである。現在も一部の地域ではこの
風習が残り、正月の風物詩として親しまれてる
もので、末長くこういう伝統的な文化が続く事
を願うものである。


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