福寿草
福寿草 (フクジュソウ)
キンポウゲ科、フクジュソウ属、
多年生年生
旧暦の正月、その頭には花を咲かせる事から
『元日草』を始めとし、正月に絡んだ名称が
沢山ある植物である。
縁起花としても扱われ、南天とこの福寿草を
セットにして『難を転じて福となす』の縁起
飾りにもされる。
黄色いこの花はパラボラアンテナ状になって
いるもので、太陽が照ると花を開いて集光し
中央部の雄蕊と雌蕊周辺を温めるものである。
なので福寿草の花弁の内面はピカピカと光を
反射しやすい光沢のあるものとなっている。
この集光は寒い時期の虫を集めるための工夫
となっていて、曇天や雨天の時にはこの花は
キッチリと閉じられている。
花はとても低い位置に咲き、夏前までには
その葉で光合成を行うものだが、他の植物が
茂る夏には地上部は全て枯れてしまい、土中
の根茎だけが生き残り、翌年にまた花が咲く
というサイクルを繰り返す植物のひとつとし
スプリングエフェメラルに分類される。
この福寿草の根は、牛蒡(ゴボウ)の様に長く
真っ直ぐ伸びるもので、強心作用や利尿効果
がある事から薬用にも使われるものである。
ただ、福寿草はその全草に危険な強心配糖体
のシマリンやアドニトキシンを含んでおり、
症状は、嘔吐、呼吸困難、心臓麻痺、致死に
至るもので、素人は手を出してはならない。
和名 福寿草 (フクジュソウ)
元日草 (ガンジツソウ)
朔日草 (ツイタチソウ)
歳旦華 (ザイタンゲ)
賀正蘭 (ガショウラン)
報春花 (ホウシュンカ)
献歳菊 (ケンサイギク)
洋名 アムール アドニス
(AMUR ADONIS)
学名 アドニス ラモサ
(ADONIS RAMOSA)
分類 キンポウゲ目、キンポウゲ科、
フクジュソウ属、フクジュソウ種
種類 多年生植物
スプリング エフェメラル
草丈 15〜40cm
開花 2〜3月
花色 黄
花径 3〜4cm
原産 日本(北海道〜九州)
朝鮮、中国、ロシア
言葉 幸福を招く
撮影 京都府立植物園
六甲高山植物園
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