SOUSHIARAI

草紙洗（ソウシアライ）

ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属

江戸時代から伝わる古典品種となる。
『草紙洗』は、能の『草紙洗小町』曲
からの由来となる。




淡桃色の地色に濃紅色の縦絞りが細かく入り
上品ながらも、大輪で風格も備わった椿。




武田薬品のもつ植物園は一般に公開をしない
特別な植物園となっており、そこに植ってた
椿のひとつ。

基本は医療医薬品や漢方に使われる植物類を
中心として、品種の保護や交配などの研究を
行うのだが民間からの椿の管理の委託も同時
に扱っているものである。

古典的な品種の保護、京都や奈良の寺社に
置かれる椿などの貴重な品種をこの植物園
に於いての保護活動を行っている。

実際にお寺などで貴重な椿が失われたとて
この武田薬品京都薬用植物園で育てた椿が
お寺や神社へと返される場面もある。勿論
その椿に於いても、新たなバックアップより
根絶やしにならない様に管理をしている。

椿園は、全部で５６５本の椿を植えていて
他の植物園の椿とは違い、樹木同士の間隔が
大きく取られている。この椿の集団だけで
一つの山を占有している程の規模である。

この植物園を予約し訪れるのは、医療医薬
関連の従事者が知識を得る為のものとなる。

和名　椿 （ツバキ）
洋名　ジャパニーズ カメリア
　　　（JAPANESE CAMELLIA）
学名　カメリア ジャポニカ
　　　（CAMELLIA JAPONICA）
品種　草紙洗（ソウシアライ）
分類　ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属
種類　多年生植物
草丈　２〜１５ｍ
開花　３〜４月
花色　淡桃色地、濃紅色縦絞
花弁　八重　
咲型　八重咲
蕊型　筒蕊
花径　大輪
原産　日本
言葉　誇り
　　　控えめな優しさ
撮影　武田薬品工業　京都薬用植物園　椿園

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