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2023年冬 ベルギー アントワープ 年越しの旅(2)アントワープでフレンチフライ
フレンチフライ発祥の地?
フレンチフライと言われるフライドポテト。
この料理がフレンチの名を冠するのは、この食文化を持ち帰ったアメリカ人がフランス語話者から伝え聞いたため、フランスの料理だと勘違いしたらしい。
実はその源流はこのベルギーのワロン地方にある。
河川が凍りついた時、じゃがいもを魚の小骨の大きさに切って食べたのが始まりなのだとか。
現代においてフリッツについて調べると、フリッツ料理を開業するための厳格な決まり事についてのサイトがヒットする。
大きさや揚げ方などに細かな規定があり、確かに歴史と伝統を感じさせる味だった。
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ワロンと聞くと、オランダとの確執について想起する。
当時のオランダのえげつない選挙工作や宗教観の違いから起こった内戦は独立戦争にまで発展した。
しかし部外者の自分には今のベルギーとオランダからそんな隔たりのようなものは感じない。
残していく伝統と、少しずつ解消していく過去の因縁
今のヨーロッパという国はそうやってアイデンティティを作り上げたのかもしれない。
とりあえず、今はこのフリッツがものすごく美味しいことだけは確かだ