錦鯉釣る雲 #毎週ショートショートnote【命乞いする蜘蛛】裏のお題
「錦鯉釣る雲の村」の潜入に成功した
高緯度の山岳地帯にあり、錦鯉養殖で栄えているが「行ったら帰れない禁足地」としても有名。理由は誰も知らない。
市役所の整備担当と嘘を付いて、村の案内役の車に乗せてもらった
「こんな村にありがたいですわ」
山道は整備されておらず、土砂崩れの石や木が散乱していた。
案内役はいたって普通だ。ある一点を除いて
村の案内役は、頻繁に休憩だと言って車から降りでタバコを吸っている
「最近は変な噂が広まって迷惑しとります」
「噂は嘘だって記事にしますよ」
「え?あなた市役所の人じゃないの?」
「あっ、すみません」
「もう帰ってください」
私は途中で車を降ろされた。
帰り道で不運に見舞われた。大雨に打たれ上に、蛇に咬まれて地面にのたうち回る。
そうか、この村の住民は、大自然に張り巡らされた厳しい罠を生き残った先祖の子孫であり、危険予知能力と幸運を備えている
それが真相だ。
私の頭の上に倒木が落ちてきた。
今回のお題はミステリーにこだわってみました!
今回のショートショートのお題で、他の皆さんの作品を拝見していると、ミステリーや民俗、古典学的な話が多いですね。
皆さんの知識と知見には脱帽です。
そこで、私も「罠」をテーマにした民俗・古典・推理小説・ミステリー小説に初挑戦!
やってみると意外に上手くいけました。よかった・・