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【毎週ショートショートnote】:世界一しょぼいタイムスリップ(544文字)
「私がタイムマシンで最初の過去時間旅行者になのるのですね」
「あなたの様に、過去の後悔ばかりしている人が適任なのです」
「過去に戻るには、ワームホールと呼ばれる時空のトンネルが必要となります ワームホールには物理的に質量のあるものは通れません。
つまり、過去に戻せるのは「精神」のみで、過去の体に精神だけが入れ替わることになります」
「若い身体でやり直せる!最高です」
「ワームホールは非常に不安定なため、一度行くと戻れませんがよろしいでしょうか」
「かまいません!」
<男はタイムマシンで大学時代に戻った>
薄汚れた下宿の布団で目覚める。あの時のままだ。
勉強にスポーツに打ち込んで、告白できなかった彼女にも想いを伝えたい。
俺の冴えない人生は、新しく生まれ変わるだ
ポケットに手を入れると小銭しかない。オシャレな服も持っていない。何をすべきか部屋でウロウロするが、無駄に時間だけが過ぎていく
「そうだ。今日は合コンがあったはずだ。それに行ってから考えよう」
<検証終了>
「未来は変わっていません」
「よし、過去へタイムスリップしても、タイムパラドックスが発生する可能性は極めて低いことがわかった」
「過去に戻っても、自分の性格や能力はそう簡単に変わらない。結局、同じ選択をし、同じ未来を招いてしまうのでしょう」
お題【世界一しょぼいタイムスリップ】
ぬるい。たらはさんぬるいわ。
やっぱりもっと飛ぶお題が欲しいっす。
我慢できないっす。
辛抱たまらんっす。
そんな皆様にはこちらを。
裏お題【宇宙一エモいバックドロップ】
|д゚)チラッ
#毎週ショートショートnote #世界一しょぼいタイムスリップ
おまけの独り言
過去は変わりません。
今を変える努力だけが、未来に繋がりますよね。
タイムマシンは、多くのSF作品で描かれている魅力的な技術ですが、物理学的にはまだ可能性が完全には否定されていないものの、実現には非常に大きな困難が伴います。
(1)タイムマシンの理論的可能性
アインシュタインの相対性理論:
アインシュタインの特殊相対性理論と一般相対性理論は、時間と空間が絶対的なものではなく、相対的なものであることを示しています。
これにより、光速に近い速度で移動したり、強い重力場の中に入ったりすることで、時間の進み方が遅くなることが理論的に可能です。
この原理を利用すれば、未来へのタイムトラベルは可能であると考えられています。
ワームホール:
一般相対性理論では、ワームホールと呼ばれる時空のトンネルの存在も示唆されています。
ワームホールを利用すれば、理論的には過去へのタイムトラベルも可能になると考えられていますが、ワームホールを安定的に維持するためには、負のエネルギーを持つエキゾチック物質が必要であり、そのような物質が存在するかどうかは不明です。
(2)タイムマシンの実現における課題
タイムパラドックス:
過去へのタイムトラベルが可能になった場合、過去を改変することで現在に矛盾が生じる「タイムパラドックス」が起こる可能性があります。
例えば、「親殺しのパラドックス」のように、過去に戻って自分の親を殺してしまった場合、自分が生まれていないことになり、親を殺すこともできなくなります。
エネルギー問題:
タイムトラベルを実現するためには、非常に大きなエネルギーが必要になります。
特に、過去へのタイムトラベルには、宇宙全体のエネルギーを超えるようなエネルギーが必要になる可能性もあります。
(3)サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)
「タイムマシンにおねがい」は神曲でしたね。
タイムマシンにお願い~~♪