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【休職日記】コースター好きじゃないけど、東武動物公園のコースターを調査してきた 2025/2/27

ガガガガガ車両が騒ぐレジーナⅡ
「やだやだ」彼も覚悟を決める


 レジーナⅡ、まーじで揺れる。

 東武動物公園に行ってきた。コースターに乗るために。特別コースターが好きなわけでもないのに。
 USJ本を作っている。その中で、ハリドリ(『ハリウッド・ザ・ドリーム・ライド』USJの正当コースター。程良い浮游感と滑らかな動きが特徴、だと思う)の評価があんまり高くない。というか低い。でも、全国のコースター人気投票では上位に入っている。となると、コースター好きじゃない私の採点基準では、ハリドリを正当に評価できていないのかもしれない。そこで、せめて東京近郊のコースターに乗って、乗り味を比較することにした。
 対象のコースターは5つ。よみうりランドの『バンデット』、シーパラの『サーフコースター リヴァイアサン」、東武動物公園の『水上木製コースターレジーナⅡ(ドゥーエ)』、『新滑空水上コースターカワセミ』、東京ドームシティアトラクションズの『サンダードルフィン』。これらを復職する前に制覇する。
 バンデットとリヴァイアサンは先週クリアして、今日東武動物公園の二つに乗ったから、残りはサンダードルフィンだけ。こいつが高さも角度も別格で、ずーっと怖くて仕方がない。でも調査することにしたからしょうがない。人類の最も強大な敵は好奇心だ。


 で、東武動物公園。良いね。閑散としているけど、西武園ゆうえんちのような残念感が漂ってない。たぶん、名前が「動物園」だから「こんなもんだよーん」って誤魔化されてるんだろうな。誤魔化されてるというか、ごった返してない方が良いよねって認識を持っているというか。
 正直がっつり乗りたいものはレジーナとカワセミしかない。でも動物園だからそれでも良い。ふれあいコーナーもあるし。

 今日の内訳は以下の通り。
 ・レジーナ 5回
 ・カワセミ 6回
 ・ゴーカート 1回
 ・ゴンドラ 2回(往復)
 ・トラクター 1回
 ・ポニー(別料金) 1回
 ・動物園なんとなく一周
 だいぶ満足。会社の福利厚生で4,100円で入れたから、倍額くらい遊べたイメージ。1回ずつ払うとレジーナは1,500円×5、カワセミは1,000円×6だから、余裕で1万円超えるんだな。よく遊んだわ。


レジーナとカワセミをUSJ本と同じように採点してみた。各10点、基準はUSJではなくコースター間比較としている。

左に見切れてるとこから蒸気が出る


レジーナⅡ

没入感  :8点
興奮度  :8点
独自性  :9点
待ち時間 :8点
酔いにくさ:6点
好み   :6点
合計点  :45点

参考として、バンデットは33点、リヴァイアサンは43点をつけている。レジーナはかなり高評価と言える。
 評価を伸ばしたのは没入感、興奮度、独自性、待ち時間。
 まず没入感、レジーナは作り込みがすごく良い。ただのコースターだと思っていたけど、エントランス前の装飾は蒸気が出るようになってる。プリントじゃなくて、凹凸のしっかりあるお姫様?の壁画?もある。木製のレールや柱も味があって良い。コースターは大して没入感が無いはずなのに、テーマパーク的没入感を兼ね備えている。

これとっても素敵


 没入感で言うと、ノイズ的な揺れも少ない気がする。ノイズって、なんか気持ち悪い揺れとか振動のこと。「痛い痛い痛い」ってなるやつ。レジーナはガタガタどころか、ガガガガ揺れる。揺れるんだけど、バンデットみたいに気持ち悪くならない。もしかしたら座席にヘッドレストが無いからかもしれない。頭が打ち付けられないから酔いにくいのかも。ともかく、「木製らしい揺れ」と認識しているからコースターを楽しむことに集中できる。そういう意味でも没入感はあると言える。
 興奮度は言わずもがな。ちゃんとうひょーってするから点数高め。没入感の効果でここの点数も上がっていると思う。ノイズ無く集中できればテンションは上がりやすいから。
 独自性は10点にしても良いかもしれない。国内で木製コースターは3つしかないし、水上っていう特徴もあるから。ただねえ、テーマパーク魂がそれを阻止した。やっぱり10点あげるにはアニマトロニクスとか映像でストーリーを感じさせて欲しいんだ。そういうストーリー性を乗車中に感じられなかったところだけ残念。
 待ち時間はまあ、平日に来たからね。全然待たず席まで選べた。スタッフの動きからするとそんなに運転効率は良くなさそうだったから、8点で止めておいた。

 酔いにくさと好みは6点。だいたい、「可」がこの6点を取る。特段褒めてないけど、大きな減点も無いよって感じ。
 酔いにくさは、私は酔わなかったけど、たぶんあの揺れはやられる人もいるだろうなってことで。
 好みはしゃあない。私たぶん激しいコースターが苦手なんだ。バンデットの評価が著しく低いのもこれが原因。木製だから揺れるものだと思ってるし、酔いにくい上質な揺れだとは思う。でもガタガタしすぎるの苦手。木製の音は好きだったんだけどね。


カワセミ

没入感  :6
興奮度  :9
独自性  :7
待ち時間 :8
酔いにくさ:7
好み   :8
合計点  :45点

 レジーナと同点の高評価。見てわかる通り、私はこっちの方が好き。
 先に短い説明から。待ち時間はレジーナと同じ。酔いにくさは揺れが少ない分で1点加点した。
 没入感は低めの6点。ぱっと見はただのミニコースターで、ストーリーもへったくれもない。一応カワセミイメージで跳ね回る感じらしく、コースレイアウト的には「たしかにー」って感じ。ノイズはかなり少なくて、コースターに集中できる。その意味での没入感は高評価、バランスをとって6点とした。
 興奮度はレジーナを上回る9点。短いながらも何度も山場があって、繰り返し浮かせながら、それと捻りながら進んでいく。
 レジーナは木製ゆえの厚みのある外観に大きな揺れ、言わばやんちゃに振り回すけど愛嬌のある彼氏。カワセミは滑らかながらアップダウンや捻りを繰り返してこっちを翻弄してくる。スーツとメガネの知的なお兄さん的彼氏。何言ってんのかわかんないかもね。でもそういう感じ。レイアウトに無駄が少ないのよね。
 私はやんちゃよりスマートなお兄さんが好きなので、こっちの方が好み。「ノイズが少なくてコースターに集中できる」ってすごく大事な評価軸だなと改めて。いろんなコースターに乗るにつれ、ハリドリの異常さがよくわかってくる。あれとんでもねえコースターやな。

 あとは恐怖のサンダードルフィンだけ。ハリドリのために、がんばれ私。



おまけ

 ここのゴーカート、運転席の前にエリマキトカゲやらフラミンゴやら、動物が1頭ポーズを決めてこっちを見てる。しかもコース中にちょくちょく動物の人形がいる。
 地味にめっちゃ楽しいからおすすめ。

ストーブさんの冒険カート

没入感  :7点
興奮度  :6点
独自性  :8点
待ち時間 :8点
酔いにくさ:8点
好み   :8点
合計点  :45点


スタンプラリーのイベントで配ってた



ホワイトタイガーの赤ちゃんかわいい
私は自称、前世ラマ
前世の友達アルパカ

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