1人くらいいいじゃない
常に心の中で思っているけど、中々言えないこと。
みんなもあると思います。
立場上だったり、社会的風潮だったり etc…
気を遣って言えないことがあると思います。
ぼくにもそんなことがあったけど、その立場から降りたので、
今だから話せることをここに書きます。
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つい先日まで塾講師として働かせていただき、
ありがたいことに多くの生徒を担当させていただきました。
その分授業準備や授業に追われるのですが、
その分学ぶことも多い楽しい日々を過ごしていました。
そんな講師の立場では言えなかったことは何か?
結論から言ってしまうと、
「授業をクソ真面目にやらんでええやん」ということを
言いたかったです笑
早速、講師失格発言ですね笑
当時の授業といえば、塾長にバレれば怒られていたほどにおしゃべりの比率が高く、授業:おしゃべり=3:7くらいでした。
(ひどいときは、1:99の時もあったな笑)
でも、これは怠惰で行っていたわけではなく、
明確な目的と考えがありました。
個別指導の塾であることを生かして、
「生徒に真に寄り添いたい」と思っていたんです。
自分の経験もあるのですが、
小中高の時って、周りからずっと「勉強しろ」と言われている気がしませんでしたか?
塾に行ったのはほとんど親の意思で、そこでも「勉強しろ」と言われませんでしたか?
おれ自身も塾に行ってたので、もうずっと「勉強しろ」と言われ続けたので、勉強に嫌気が差してしまうんですよね…。
でも、この歳になって「自分でやる勉強」が楽しいことに気づいたので、
塾でバイトするならその楽しみを少しでも教えたいと思ってました!
それと同時に、「勉強しろ」というワードを禁句にしてました。
「学校や親が散々言ってるんやし、おれ1人くらいいええやん」と思ってましたから笑
実際塾で働いていると、受験生以外の生徒のほとんどが勉強が嫌で、
抵抗のあまり授業の進度が予定通りにいかないことがほとんどでした…。
最初はそれに対して焦りを感じてましたが、
こちらの都合だけで生徒を引きずるのはよくないと思ったので、
「テスト範囲を終わらせる」という最低限度だけを設けて、
1回の授業で一単元が終わらなくてもOKにしてました!
そして、生徒の話を聞くことに時間を割くようにしてました。
こちらから「おれもその年頃の時は勉強嫌いやったわ」と勉強の愚痴を言いやすくして、本音で語ってもいい環境を作ってもいました!
そのまま、愚痴で終わらないように
「でも今は勉強が好きで、少しでも出来ることが増えるのって楽しいで!」という感じで、少しでも魅力を感じてもらえるような言葉を添えてました!
ぼくらは生徒から見たら大人側に思うかもしれないけど、ぼくら講師は大人に片足突っ込んだくらいなので、まだ生徒たちと近いんですよね。
だから、少しでも寄り添っていたいという思いがあったんです。
それに個人的な考えですが、
さして大学生ごときが人に説教たれるのには
まだ青いとも思ってました笑
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大人たちが、ぼくたちに向ける言葉は大抵似ています。
だから、一人くらい
無責任に「まぁ楽にしなよ」と言ってもいいんじゃないか。
それが時に、心が欲している言葉だったりすると思うし。
「自分1人くらいいいじゃない」
このワード、使いようによっては最強なので、
おすすめです!