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塾の営業は「グッドルーザー」戦略が最強|押さずに選ばれる方法(2025/02/09リライト済)

こんにちは!

今回で10回目の投稿になります。
この記事に興味を持っていただき、ありがとうございます!

本題ですが…私は特別な実績があるわけではありませんが、3年2カ月でエリアマネージャーになりました。
その経験をもとに、塾業界の「あるある」を交えながら、実践的なノウハウをお伝えしていきます!


「まだ入塾できますか?」— 保護者の駆け込み相談への対応

ある日、「まだ入塾できますか?」 と、保護者のお母さんが相談に来られました。
この時期、多くの塾では次学年に向けた準備が始まり、中3生の新規入塾に対する受け入れが難しくなることも。

「売上が伸びるからラッキー!」と考える塾もあれば、
「今から中3生を受け入れるのは厳しい…」と困惑する塾もあります。

では、このような状況でどう対応すべきか?


ポイント①:まずは保護者の不安を受け止める

保護者の心理としては、「もう行くあてがない」 という焦りがあります。
だからこそ、まずは落ち着いてもらうことが大切です。

私が最初に伝えるのは、「お母さん、まずは落ち着いてください」 という一言。
これだけで、保護者の方は少し冷静になり、話しやすくなります。


ポイント②:「必要な勉強時間」を明確に伝える

保護者の話を丁寧に聞きながら、状況を整理し、
「ゴールと現状から導き出される、必要な勉強時間」 を共有します。

✅ どの教科にどれだけの時間が必要か
✅ これからの期間でどこまで対応できるか
✅ 現実的なスケジュールの提示

こうした情報を提供することで、保護者も具体的に考えやすくなり、不安が軽減されます。


ポイント③:「グッドルーザー」の姿勢で対応する

このような場合、塾側の営業スタンスとしては、
「ぜひ入会してください!」と積極的に勧誘するのが一般的かもしれません。

しかし、私は 「グッドルーザー(Good Loser)」 の考え方を大切にしています。
つまり、「無理に引き止めず、潔く送り出す」というスタンスです。

「他塾を選ばれるかもしれませんが、何よりお子さんにとって最善の選択をしてください。」

このように伝えると、意外にも 「この塾は信頼できる」と感じて入会を決める保護者が少なくありません。


まとめ:駆け込み相談には冷静な対応が大事!

焦っている保護者には、まず落ち着いてもらう
「必要な勉強時間」を伝え、現実的な選択肢を提示する
無理に引き止めず、グッドルーザーの精神で対応する

この対応が結果的に、塾の信頼度を高め、「選ばれる塾」につながります!

次回は 「グッドルーザー」の実例 を紹介しますので、お楽しみに!

どうぞよろしくお願いします!😊

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