
知ってるけど、知らない世界
あの日のオルガン。
「あの日」を僕は実際に知らない。
正直いつあった?と聞かれても答えられないほど。
何かテストの暗記項目の一つくらいにしか意識したことない。
「悲惨だった」らしい
「大変だった」らしい
「壮絶だった」らしい
と思ってそうで思ってない言葉しか出てこないくらい。
知ってるけど、知らない。
そんなことが世の中には沢山ある。
「戦争」もその中の一つ。
このたった2文字により、日本で分かってるだけでも、15年で死者310万。
人間が310万人死ぬというのは、異常で人智を超えてる。
そして、それに知ったところで僕たちが何かできるという訳ではない。
何本何時間戦争に関する映画や、本を見たり読んだところで、当時の人の1秒の苦しみを理解することはできないだろう。
ただ、その出来事を知り思いを知り「今」に活かすことは十分できる
戦争を起こさない。それはもちろん。
もっとミクロなことで言えば、戦争が始まる根本の根本
小さな恨み、憎しみ、嫉妬、嘘、嫉み、高慢...etc
などに気づくこと。
正直、自分のその思いが戦争に繋がるかと言われたら0に近いだろう。
ただ、0ではない。
極論全世界の人がそのことを心にとめたとしたら、起こらないこと。
完璧に!とは誰しも無理だが、起こったことに気づくことなら誰にでもできる。
誰にでもできることから、小さく。
今回そんな当たり前だけど、当たり前に意識してこなかったことを
「あの日のオルガン」という戦争中の日本を舞台にした映画から感じさせられました。
とても暖かく、誰にでもオススメできる昨日から上映している実話映画です。
主題歌でもあるアン・サリーさんの満月の夕(ゆうべ)もとても素敵な歌でした。
2019年上映映画シリーズ
「フォルトゥナの瞳」
https://note.mu/egaowomisete413/n/n8220daec7b38
「7つの会議」
https://note.mu/preview/n3f66ce24a54c?prev_access_key=fe317a58146dc938c90f2619eb0a81f7
「ディアディナイト」
「それだけが、僕の世界」
「あした世界が終わるとしても」