強みと弱みと自分
自分とは? に悩み、疲れ、求めている人が増えている…らしい。
書店が大好きでよく行く私は、それを平置きされた本のタイトルから感じる。
ビジネス書でも自己啓発でも、そういうことを感じさせるタイトルが多い。
そして、”強み”。
自分だからできることを探し求め、その過程で、自分の強みを発揮するために把握したくなる。
私もその道をたどってきたから、よくわかる。
世の中にはたくさんの素晴らしい人たちがいて、その人たちに自分は遠く及ばないと感じられて、でも自分にしかできないことがあると信じたくて探し求め、自分では見つけられないしわからないから人に教えてもらおうとする。
本の中にヒントはあっても、自分にばっちり該当することはないから、なかなか納得感が得られなくてまた不安になり探し求める。
時にそれは、占いやカウンセリング、鑑定に向くこともあって、数々のものを受けては、先々で言われることが違うことに混乱してまた悩んだり。
でも、”そのひとにしかない強み”をみんな持って生まれてきたことは確か。
そして、”この世に自分と同じ人間はひとりとしていない”ことも確か。
DNAは同じ双子であっても、感情や感じ方・見方や考え方まで100%同じということはないだろうし、体験や経験も100%同じ事ない。
強みが何かを知るために、数年前にストレングスファインダーを受けた。
でも、その結果をみても「そうなんだ」とは思うものの、どう生かしたらいいかがわからなかった。
いわば、自分の癖や特徴は理解できましたが、何か?状態。
そのうえでどうしたらいいかわからないものだから、活用のしようもなく、また周りで同じように悩む人に還元できるものもなかった。
それが、最近になって活用の仕方を教わることができ、理解が進んだ。
そうしたら、少しずつ状況に変化が起きてきている。
劇的というまでの変化ではないけれど、ちょっと意識しただけで、反応が変わってきているというか。
ダメ出しして、無い物探しをして、あるものを見ようとしなかった自分から、とうとう卒業できそうな予感がしている。
時にまだ迷い、戻ってくることもあるかもしれないけれど、
それは卒業した母校を懐かしんで訪問するようなもので、ずっとその場に居座ってまたその学校に通うということでもなかろう。
この文章も、下書きなしに、浮かんだことをただつらつらとタイピングしている。
使う言葉を推敲してもいなければ、表現に迷って手を止めてもいない。
止まるのは、言葉がすぐに浮かばないときだけ。
このように書けるのは当たり前だと思っていた。
でも、そうではないことを今の私は知っている。
これも、私の強みトップに収集心があり、幼少期から本を読むのが好きで、人と話すのが好きで、感想文や日記など”書く”ことが好きだったことが影響しているのだと、今の私は考えている。
どこに、何に活かせるかわからないこういうことも、強みだととらえれば自信にもなる。
そんな私のいまの興味は、強みを掛け算していくことと、自分が興味を持って学んだことに興味を持ってもらうためにどうしたらいいか考えること。
そして、ベッドを買い替えるか、ベッド自体を手放すかということと、
それをどう夫に話を切り出し、どこに着地するように話しを持っていくかということです。