私のお義母さん
今から27年前に、私は嫁いで、この家の住人になった。実母と義母は同い年。
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実母は4番目の3女として生まれ、生まれた時には、長女次女共亡くなっていて、10歳離れたお兄さんと4人家族で育ったのかな?
実父は、三男で、下に弟と妹がいた。
そんな両親は、結婚して3人の子どもを産んで、5人家族。核家族であった。
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一方、義母は、次女として3番目に生まれ、下に弟。
義父は長男。下に弟と妹。家は代々続いて4代目。
義母が嫁いだ時、お姑さんと大姑さんがいたらしい。
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そんな流れで、夫も長男。5代目になるんだね。
私が嫁いだ時も、義父母、義祖父母がいた。
ふんわり核家族で生活していた実母と三世代同居で生活してきた義母。同い年でも明らかに違う!
義母のシャキシャキしていること!!
お客様が来たら、ササッと席を立ち、お茶を入れ、茶菓子を甘いのと辛いのを選別して盛付け、お客様に出す。
そういう人を、身近に見たことがなかったから、
結婚した当時は「こんな女性になりたい」でした。
嫌味がわからない?!
ある時、義母が、自分が嫁であるときのエピソードを話してくれた。
「朝はねぇ、6時くらいから、台所で準備が始まるんだけど、お化粧したりしていると、どうしても、6時には間に合わないんだよね。でも、ある時、人に話しているのを聞いちゃったんだけど、『うちの嫁は、キレーに、化粧してから、下に降りてくんだよッ』って。きれいって(言われちゃった)・・・うふっ」
ええっ?
えっ?
ぇぇぇえぇぇ!!!
それ、嫌味・・・でしょう?
私だったら、年長者より遅れようものなら、髪の毛くしゃくしゃにして、
何なら目の下にクマを描いて
「今、起きましたぁぁぁ、スンマセーン」
ってやるところだと思うのだが?
※それは、私が体育会系部活に所属してたからなのかな?
お世辞がわからない?
本家のせいなのでしょうか、お中元、お歳暮などの贈り物の送りあいが激しいです。
話を聞いていると、どうも贈ったものに対して、返礼品が伴わないと、ご機嫌が悪くなったり、「次からは贈らない」になっている模様。
そして、「災害などで困った時、自分ちに田んぼがあって米があれば困らない」という考えのもと、田んぼを購入。小作人に作ってもらっていた。
でも、田んぼを持っていても、小作人さんと良い付き合いをしている様子もなく、あまり良い米ではないのです。
でも、自慢の米だと思って、あちこちに送料をかけて送りつけている。
それを見ていた長男、
「いまどき、ネットでもっとおいしいお米を「送料無料」でも送れるのに。
うちの米、不味いじゃん」
うちの田んぼで作っているから、我慢して食べてるけど・・・
不味いと言わなかった次男も、帰省した際
「寮のご飯、うまいんだよ。うちの米って不味かったんだね。お兄ちゃんの言うとおりだった」
そして、そろそろ相続等の話もしていかなくては・・・
という事で、田んぼは引き継がないから。と言って、売りました。
「これを機に、米ではないものを贈ったら。
どうしても米がいいならネットで注文したら?」
すると、
「こっちから送っているお米は美味しい。っていうから、近所の知り合いから買って送る。」
たまらず私が、
「人から送ってきたものを『不味いよ』なんて言いますか?」
義父母「言わないね」
私「相手が『美味しいよ』って言っているのは、お世辞なんですよ。」
義父母「いやいや、美味しいって、言ってるから。」
私「うちだって、相手からもらったもので、『これ、しょっぱいね。』って言って、食べるのやめて処分したものでも、相手に『美味しかったよ』って、お義父さん、お義母さん、お世辞言ってますよね」
義父母「でも、『千葉からもらうお米は美味しい』って言われるし」
はぁぁぁ、会話になりません。
自分はお世辞を言うけれど、相手は決して言わないと思い込んでいるみたい。
ちゃんちゃん
こんな義母(ひと)なので、
前回の学習記録
で、I(アイ)メッセージを考えたけど、相手が、こんな性質なので、
伝えることは、避ける。
という選択が
自分の心を守る事に
つながるんだろうな。
(1667文字)
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