家仕事「マッチ置きを洗う」〜(裸)火のある暮らしを楽しむ〜
2月10日(木)
雪
*深夜の作業
真夜中カーテンを閉める
雪がぽっぽと降る音で、深夜寝る前にカーテンに隙間がないか?と廊下にいったら、外から作業車の音が近づいてくる音が聞こえてきた。カーテンの隙間から覗くと、ショベルカーが除雪作業をしてくれていた。
お陰で今日(11日)は晴れたので、昨夜は4~5cm積もったけれども、道路の太陽の当たる場所は、ほぼ雪解けしている。。
心から感謝する。わたしもそういう人になりたいとおもう。必要なことを、やるべきことを、やれますように。
*マッチ置きを洗う
そもそも<マッチ置き>とは、何?という疑問があると思う。
それは、こちら。
なんてことはない、陶器の小さなトレー。
灯油ストーブを数年使い続けると、よく自動着火機能が壊れるのだけど(過去にも数台経験あり)、修理に出すと新しい灯油ストーブが買えるほどの金額になるので、捨てるのもまだもったいないので、毎回マッチで火をつけている(田舎あるある)。そのマッチを擦ったあとのマッチを置いておく陶器のトレー。
ちなみに、灯油のファンヒーターのタイプもあるけど、(裸)火が見えるタイプのストーブを愛している。その上に置く、お湯を入れたストーブの湯気も愛している。
連れ合いは、この天板部分で、正月などお餅やあれやこれやと焼いて楽しんでいる(家中臭う)。それに、お節の黒豆を煮るのも、このストーブ。
朝一番は、ファンヒーターの方が暖気が部屋中に広がりやすいけど、少し暖まったら、じわじわとストーブの(裸)火からの熱が、小さな焚き火かのように、暖かくなっていくのが、じんわりと暖まっていくのが嬉しい。
いつかは、薪ストーブか?
手入れがシンプルであって、火事の心配の少ない自分になれたら・・・いや、わたしを当てにするのは無理だから、本当に難しいと思う。
真面目すぎるかもしれないけど、わたしはうっかりすぎるのは本当で。山暮らしで、山火事を起こすのは本当に責任のあることだから、毎日を丁寧に丁寧に、生きられるような暮らしぶりになってから考えようと思う。
カセットコンロの火で鍋をする
昨今、IH化が進んでいるし、家族一人一人が忙しいので、土鍋を家族で囲むというよりは、IH鍋だ。軽くてコンパクトでいいものがたくさんある。
先日、この町に移住してきたIさん宅で猪鍋をいただく話を書いたが、都心から移住されたIさん宅は、当然IH鍋だろうと思っていたが、カセットコンロに土鍋が出てきて、一人小さく喜んだ。
ガスコンロ
(裸)火のガスコンロは、危ない。わたしもうっかりだから、年を重ねるにつれて益々気をつけないとと思う。
でも、「火が危ない」というのは、火の要素を悪くみた側面であるだけだ。
だって太陽がなくなったら地球の温度はどんどん下がるけど、地球温暖化が進むと南極の氷がどんどん溶ける。でも、農業をするのも、太陽の下を散歩するのも、太陽があってこそ。
太陽の質。
火の質。
どう使うか?次第。
なんでもそう。
ある部分を切り取って語り出したらキリがないし、偏見でしかない。
とはいえ、わたしが認知症になったら、やっぱりIHがいいなと思うけど。
仏壇のお線香に火をつける
今どきは、ライターでつけるのかもしれないけど、仏壇の蝋燭もお線香もストーブと同じマッチも使う。
煙管(キセル)→紙巻タバコ→電子タバコ
タバコまで電子タバコになったから、ライターの火まで無くなった。
幼いころ、おばあちゃんの家の玄関入ってすぐには、四角い火鉢があって、キセル(煙管)を吸う人がカンカンと葉を交換したりした光景をうっすら覚えている。キセル 気になる人は調べてみてね。
台所から(裸)火が無くなる子どもたち
こうしてIH化が進んで、台所から(裸)火が無くなったら、そのおうちで暮らす子どもたちは、火の扱い方がわからないだろう。
昭和育ちのわたしでさえ、小学校の科学の実験でアルコールランプに手元で小さなマッチで火をつけるのも、おっかなびっくりだったくらいなのだから。
子どもたちが、(裸)火の質を感じられる機会が無くならないように、親は工夫してあげて欲しい。キャンプや焚き火や、キャンプファイヤーや。
おばあちゃん家に仏壇があったら、マッチで線香に火をつけたり。