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問題解決のカギは「ヒト」ではなく「コト」に向かうこと。

現状に不満を感じると、誰だって不満の原因を探そうとする。

たいていはその原因を「ヒト」に求めてしまうのだそう。私も無意識にそうしてしていました。


例えば、職場の雰囲気が悪い、という不満に対して、Aさんがいつも空気を悪くしているから、と。

Aさんという「ヒト」に原因があると思ってしまう。


職場の雰囲気が悪いのはAさんのせいだということが周囲の共通認識になると、Aさんに向いた矛先はより鋭くなり、場合によってはAさん以外の人で結束するための材料になる。


わたしの職場での話です。


わたしの職場のAさんはわたしの上司。気分屋で怒りっぽく、部下を認めて褒めることができない。部下から慕われるような人ではありません。

上司の機嫌が良い時は問題ないのですが、不機嫌になったときはそれを周囲に撒き散らして、その場の雰囲気をピリピリさせてしまう。


この問題を上司のせい、としてしまうと問題解決が難しいことが分かりました。上司を代えるか、上司の性格を変えるか、の2択。

上司を代えるのは会社の事情もありおそらく難しい。上司の性格を変えることはもっと難しい。


職場の雰囲気が悪いのは上司のせい、となれば、うちの上司って問題だ、となって、他のいろいろな不満も全て上司のせいだと思えてきます。


無能な上司、というレッテルを貼ってしまえばそれまで。同僚としょうもない愚痴を吐いて瞬間的にスッキリしたと思い込み、やり過ごすしかない。


しかし、問題の原因を「ヒト」ではなく「コト」に目を向けてみると、解決策のアイデアが思い浮かびます。



職場の雰囲気が悪い原因は、上司が不機嫌を周囲に撒き散らす"状況"。

→そうなってしまう理由は上司一人に業務が集中しすぎてしまっているから。

→上司の業務を周囲に分散できるようチームで相談しよう。またはチーム全体の業務改善をしよう。

→上司の不機嫌がなくなり職場の雰囲気が改善!



と、改善策のアイデアが浮かんで、愚痴をただくっちゃべってるより1000000倍ましな思考ができると知りました。


尊敬する方からこの方法を教えていただき、この思考でいま、職場全体を良くしようと日々奮闘中です。


とはいえ愚痴もたまに出ます。疲れることもあります。


でも、愚痴しか言っていなかったときと比べると断然いまの方が、自分が働く場所を好きになれているし、気持ちも前向き。肌荒れも減る気がする♡



問題解決のカギは「ヒト」ではなく「コト」に目を向けること。



わたしらしくゆるーく、冷静に。がんばる。







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