「楽」って

無意識と習慣がもたらす『楽』な演奏法


音楽にも「楽」ってついてる。

音学(おんがく)

クラシック音楽の世界では、
まるで学問のように「音楽」を深く追求する人たちがいます。

歴史、風俗、言語への理解と習得が求められるこのスタイルは、確かにすごい。

演奏するたびに、同じ曲でもまるで
別の曲のように聞こえることがあります。


けれども、その一方で、
観客はどうでしょう?

素養がないから、
と自分の感想を伏せてしまう人。
なんとなく義務感で拍手する人。

さらにひどい場合、音楽そのものを無意識に
避けてしまう人さえいます。


特にクラシックやジャズは、観客の高齢化が進み、年々衰退していると言われます。
その理由の一つは、音楽が私たちの日常生活と切り離されているからではないでしょうか。



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「楽」がない音楽


生活感がなく、日常と結びついていない音楽。

演奏家自身が観客と同じ日常を生きていないように見えることもあります。むしろ崇高な存在を装って、「非日常」の空間を作り出しているようなコンサートも少なくありません。


しかし、これは演奏家自身を追い詰める結果になります。ぼく自身、経験があるからよく分かるんです。自分で自分の首を絞めてしまう。

そして気づかないうちに自己否定が習慣化しているんですね。

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無意識=習慣


自己否定の厄介なところは、力をほとんど使わないことです。さらに手強いのは、

脱力しながら気づかないうちに否定している。この「無意識」の力をどう使うかが鍵になります。


無意識の特性を逆手に取れば、
他のことに集中するためのスペースを確保することができます。

ぼくはこの考え方をエフォートレスギター
に活かしました。
具体的には、演奏のテクニックに組み込む。



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「楽」を技術に落とし込む


無意識を活用することで、演奏が驚くほど楽になります。さらに、無意識に任せることで、
他のことに集中するためのスペースも生まれます。


ギターの基礎技術には、
以下の3つがあります


1. スケール



2. スラー



3. アルペジオ




これらを練習する中で、ぼくは「楽」の感覚を技術として磨いていきました。

あなたの楽器の基礎技術は何ですか?



ぜひ3つ挙げてみてください。
そして、それを分解し、
細かくわけてみることをお勧めします。



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結論:楽は習慣


「楽」というのは、特別なことではありません。それは、無意識の中に生まれる自然な流れです。


音楽の中で「楽」を見つけることは、
日常生活でも同じように活かせるヒントになると思っています。
無理に頑張るのではなく、
習慣を整え、無意識の力を信じてみてください。
きっと、新しい発見があるはずです。











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