左手の拡張と縮小について


さて、
散々前回に、
ポジションの話をしていましたが、

今回は拡張と縮小について書いていきます。

ポジションと言う(制約)から
外れたのが、拡張と縮小。


左手はポジションが全てなんです。

ひとつの指に ひとつのフレット


実際は曲を弾く時に、
いろんな音を弾いて行かないといけない。
その時に、すべて左手がポジションの約束事
どおりに進むわけじゃない。


ここで前回の復習ですが、
左手は『1の指(人差し指)』が軸でした


1の指が軸。


2の指(中指)が、
3の指(薬指)の領域の音を押さえないといけないとき、

これを2の指の拡張 といいます。


4の指(小指)が、
3の指(薬指)の 領域の音を押さえないといけないとき

これは4の指の縮小 といいます。


以下、他の指でも同じです。



1の指には、拡張も縮小もありません。

1の指が、仮に拡張や縮小した場合、

それはポジションの変更になるだけです。
1の指は絶対的な視点になります。


ポジション記号


1の指から導き出される位置の
表記は「漢字」でします。
これはポジション番号の事です。

ここに左手の1の指を持っていくだけ。


あとは、ひとつの指にひとつのフレット

指番号も楽譜に記載する必要はありません。



異例の指使いだけは書く



しかし、ここで異例の指使いの、
拡張や縮小が出てきた場合


これだけは書くことになります。

書き方はこんな感じ、



矢印を使います (指番号の数字の上でも下でも構いません。)



このようにすると、より直感的に動きも把握できると思います。

また、指番号の数字=異例の指使い 



とにかく、
記述は、内容を最小に減らすのがコツです。


以上が左手の拡張と縮小になります。

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