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” 上手く生きられない ”っていうのが ” 生きてる ”ってことだ


人間向いてないなぁと思うことが何度もあるので、前世は猫だったのかもしれない。

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大晦日に何言ってんの?って思われるかもしれませんね。

でも大晦日だからこそ、したい話があります。

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人間向いてそうな人って、多分前世も人間だったと思うんですよね。
一度人間を経験してるからなのか、なんかこう、要領が良いというか。

そういう人いるじゃないですか。集団の場にすぐ馴染めたり、仕事を効率よくこなしたり、

友達がたくさんいてインスタのストーリーとかでいつも誰かと遊んでたり
あとはなんだろ、常に恋人がいたりとかする人。


すごいなあって思う。
私はそんなに上手く生きられなかった、今まで。


で、ふと思ったのです。
もしかして私、前世猫だったんじゃないかって。

そう考えたら、猫上がりの人間なわけだから
むしろ人間としてよく頑張ってるな、自分!
みたいに思えてきてちょっと気が楽になった。

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だけど猫みたいに、周りと比べずに自分を貫く強さは私には持ち合わせていないので
前世は野良猫ではなく、家猫だったんだと思う。

人間が好きな飼い猫だったのかも。
人間が好きなくせに、協調性とか要領のよさは足りないから余計に苦しい。

こんなことなら、いっそ人間嫌いになって一匹狼的に生きれた方が楽だったのかもしれない。

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この前、職場で急に泣きそうになったんです。
訳もないのに涙が出そうになって。

で、自分の気持ちを因数分解してみたら

「自分の代わりなんていくらでもいるような気がする」

という無価値感を私は日頃から感じていて

だからもっと頑張らないと、努力しないとって
知らぬ間に気を張ってたのかもしれない。

そんな毎日にいつの間にか疲弊していたのかもしれない。

この話をある人にしたら、
「僕は職場で必要とされない方が嬉しいし、
代わりがいる方が安心するけどなあ」

と言ったのです。

で、本当の自己肯定感ってこういうことなのかもしれない…と気付いた。


「誰かに必要とされたい」という気持ち。それは自信のなさの裏返し

誰かに必要とされないと自分には価値がない
無意識にそんなふうに思っていたのかもしれない。

他にも、例えば
いつも1番になりたいと思っている人は、
1番になれない自分には価値がない、と無意識に思っているのかもしれない。


必要とされなくても、1番になれなくても
自分の命そのものに価値がある。

この感覚こそが、最強の自己肯定感なのでは、と気付いた。

今年は本当にいろんなことがあったと思う。
当たり前のことが当たり前じゃなかったと
全人類が気付いた年。


大切な人たちが、だた生きていてくれてる。
それだけでいいのだと気付いた年。


あるドラマのセリフでこんな言葉が印象に残っている。

上手く生きられないのが
生きてるってことだ。
分からなくても、生きてればいいのよ。


速報!私たちは生きてるだけでいいらしいです


上手く生きられない自分が嫌になったら、
「あぁ…生きてるなぁ自分。人生してるなぁ」と思うことにしよう

それに、不器用な人間が主人公の映画って、
あの主人公も頑張ってたし、私も頑張るか。みたいな気持ちにさせてくれる。

だから、不器用な自分も悪くないのかもしれない。

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大事なことに気付かせてくれてありがとう、
2020年。


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