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海外からの幼稚園受験
Edu.torチューターとしてご活躍中、現在シンガポール在住のErika Sさんにお話しをうかがいました。
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チューターになってきっかけは?
現在住むシンガポールでのプリスクール選びの経験をシェアできると思ったのがひとつ。さらに、日本への本帰国が遠からずあることを見据え、シンガポールから日本の首都圏有名幼稚園受験にチャレンジしました。
一時帰国の際にお受験用の塾に通ったほか、通信教育や電話相談などできる限りのことをしました。小学校受験は過去問もあり、どの時期までに何をすればいいのかある程度は明確であるものの、幼稚園受験は対策も分からず、情報が少ないことを実感。塾に入って初めて知ることも多く、海外から受験を考える人に対して、ハードルが高いことを改めて思い知らされました。幼稚園受験をする方に対して、経験した範囲であれば、海外から受験する上でのノウハウやスケジュール調整等、お伝えできることがあると思い、チューターになりました。
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日英中トリリンガル環境の子育てについて、教えてください
長女(現在3歳)が1歳半から通い始めたローカルのプリスクールでは、英語と中国語のバイリンガル教育を行っています。家庭では日本語中心にし、日英中のトリリンガル環境で子育てしています。
その三言語の中でも、まず日本語は確実に習得させたいという思いが強くありますので、なるべく早いうちに私立の一貫校に入り、受験勉強のないゆとりの時間を使って、これまで習得してきた英語と中国語を伸ばしたいというのが現時点で考えている選択肢の一つです。私立校は多言語教育や留学制度に力を入れているところもあり、それに加え、言語教育以外のところでもICTの設備が充実している等、魅力的な学校も多くあります。そのような環境で、バイリンガル、トリリンガル教育ができればいいなと思っています。
家庭でもそれぞれの言語に触れる時間を持っています。長女は中国語が好きで、家でも中国語を話したり、歌を歌ったりしています。私もかつて中国語を習っていた経験があるのですが、子どもの学びについていけるように、シンガポールでも語学学校に通い、中国語のYouTubeを一緒見るなど、娘に中国語を聞かれた時にも答えられるようにと、頑張って娘と共に勉強しています。
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英語に関して私は娘たちに対して基本的にノータッチなのですが、ミャンマー人のヘルパーさんとの会話は英語です。家庭内では日本語が中心ではありますが、ヘルパーさんが関わる時の言語は英語で、中国語は意識的に学びを取り入れている状況です。
日本に本帰国後のトリリンガル環境維持の計画は?
日本に帰国してからの英語と中国語の伸ばし方に関しては、今後のことになるので、現在情報収集している最中です。
先に本帰国した友人によると、週に1度の英会話スクールでは物足りないという話を聞いています。ですので、例えば、教会やYMCAが運営しているクラスなど日本在住の外国人が通うような場所を検討しています。英語漬けのアフタースクールなどもいいですね。中国語に関しては情報が少なく、まだ調べきれていない状況です。
また、私立の一貫校での進学という考えはありながらも、娘の言語レベルによっては日本のインター校も常に選択肢の一つとしては残しておきたいと思っています。
自身の経験を子育てに生かしたい。
高校・大学時代にアメリカ留学(1か月を3回)を経験したのですが、毎回同じ在米中国人家庭宅にホームステイでお世話になりました。アメリカに居ながら中国文化を経験できたことはとても刺激的な経験で、自国以外で暮らす上で必要となるチャレンジ精神や心の強さなど、教わったことを挙げればきりがありません。ファミリー内での言語は中国語でした。元々は英語習得目的で行った留学ではありますが、このホストファミリーとの出会いにより、むしろ中国語に興味を持ち、高校時代から中国語の塾に通い始め、大学の第二外国語クラスでも学びを深めていきました。
今でも、当時のホームステイ先でお世話になったホストシスターと連絡をとっています。アメリカのメディカルスクール、研修医を経て、現在多言語を操る産婦人科医として活躍中です。勉強だけでなく、楽器も得意、ボランティアで世界中を回るなど、何でもチャレンジしています。パワフルでチャンスをつかむ姿勢をとても尊敬しています。娘たちにとっても彼女の存在は刺激になると思うので、是非将来会わせたいと思っています。
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私自身小学校からキリスト教の一貫校に通っていました。途中で外に出たいという思いが強くなり、高校受験して外部の学校に行ったものの、一貫校の良さは今でもとても感じます。子どもが、それぞれの同級生の両親の顔も知っている状態で育っていく「小さな村」のような環境はとても安心感がありました。高校受験した際も、内部進学か外部か選択肢が持てたことも有り難かったです。
我が家は転勤が多そうなので、娘にとってはいろいろな学校を転々とするより、一つの学校をベースとして、転勤しても休学制度を使ってまた戻ってこられるようなことができればなおいいと思っています。戻れる場所があるのは、精神的にもよいと考えます。
最後に、個別相談検討中の方にメッセージをお願いします。
私自身が娘の幼稚園受験をするにあたり、包み隠さずなんでもざっくばらんに相談できる人がいてくれたら、、と思いながらの挑戦でしたので、海外からお受験を検討されている方がいらっしゃいましたら(勿論シンガポールのスクールのお話でも)、お気軽にご相談頂きたいと思います。
子育てや教育には正解が無いからこそ、色々な選択肢の中からのスクール選びは情報収集が大切だと痛感しています。私の体験談にはなりますが、ご参考になればとても嬉しいです。
Edu.torでは、ご相談をお待ちしております!
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