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いつの間にかベクトルが変わってしまうという話

学校教育は子どもたちのためにあるべき。

ベクトルは常に子どもに向いていなくてはいけない。

誰もが「子どものために」と仕事をしている。


現場の先生は、目の前の子どもを見ている。

目の前の子どものために教師という仕事をしている。

子どもにベクトルが向いている。


現場の先生は、管理職から指示されることも多い。

それが本当に目の前の子どもたちのためでなかったとしても。

先生は管理職にベクトルが向いている。

いつの間にかベクトルが変わっている。



管理職は、学校の子どもを見ている。

学校の子どものために管理職の仕事をしている。

子どもにベクトルが向いている。


管理職は、委員会から指摘されることも多い。

それが本当に学校の子どもたちのためでなかったとしても。

管理職は委員会にベクトルが向いている。

いつの間にかベクトルが変わっている。



委員会は、地域の子どもを見ている。

地域の子どものために委員会の仕事をしている。

子どもにベクトルが向いている。


委員会は、議会から質問をされることも多い。

それが本当に地域の子どもたちのためでなかったとしても。

委員会は議会にベクトルが向いている。

いつの間にかベクトルが変わっている。



学校教育とはシンプルだ。

ベクトルを常に子どもに向ける。

それだけ。


それだけなのに。

いつの間にかベクトルが子どもを向かなくなる。


ベクトルが子どもを向かなくなる瞬間

その時に、何が起きているのだろうか。


「保身」

自分を守る


そんな力学が働いている気がしてならない。

それでいいのだろうか。学校教育。

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