見出し画像

数学の壁を乗り越える:自学自習の力で「わかる!」への道筋を描く

私の現場は英語専門塾でありながら、私自身の背景が理系の国立大学院出身であるため、生徒からの理数系科目の相談が絶えません。その中でも、「数学ができない」という声をよく耳にします。

塾での授業を受け、理解したつもりでも、実際に自分で問題を解こうとすると難しいと感じる生徒が多いです。そんな生徒たちには、「参考書と問題集での自学自習」を提案しています。

この自学自習のアプローチは、まず参考書をしっかり読んでから問題集に取り組むというもの。大きな単元を全体像として理解し、それを踏まえて問題を解く。最初はすぐに問題が解けないかもしれませんが、それは自然なこと。模範解答を見る前にわからない部分の説明を参考書で見つけるようにすると、徐々に参考書の読み込み方が上達し、問題集もヒントなしで解けるようになるでしょう。

実際に、中学1年から大手進学塾に通っていたものの、試験で3~4割しか取れない生徒がいました。中学3年に進級する際に、その塾をやめて上記の自学自習を始めるように提案しました。その結果、1ヶ月後の試験で89点を取ることができ、大きく成績が改善しました。

ただし、自学自習は、自分で黙々と学習を進めることが得意な生徒や、本を読むことが得意な生徒、数学の表やグラフを描くのが得意な生徒に特に適しています。逆に、そうでない生徒には、良い先生のもとで集団授業を受けることが適しているでしょう。

公立の上位校や難関私立を目指す場合には、公式の暗記だけでは不十分です。真に「わかる!」を積み重ねることで、数学の面白さを実感してほしい。市販の参考書や問題集には、そんな体験を手助けする良質なものが多く揃っています。生徒自身が書店に足を運び、やる気が湧く一冊を見つけてほしいと思います。

#教育 #数学 #自学自習 #受験 #高校受験 #理科

いいなと思ったら応援しよう!