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No.0 東井義雄先生の教育論を再考する

2025年1月12日(日)

改めて自分の小学校教員の経験を踏まえ,
大きな影響を受けた東井義雄先生について整理していきたい。
これからの先の見通せない時代において,
東井先生が遺した教育論や授業論は,非常に価値のあるものである。
それは,東井先生は,子どもの「根」を育てようとしたからである。

ここ数年は,資質・能力の育成を目的として,
子どもに無責任に任され,深い学びのない授業,
資質・能力育成を目標に,方法論に終始した授業,
などが散見されるようになった。
一方,このような授業の課題を乗り越えようと実践・研究を進められ,
成果も報告されている。
これまでの画一的な授業から脱却し,
新たな授業スタイルが生まれることは良いことである。
ただ,これだけでは不十分で,子どもに力がつくとは思えない。
本当の意味で,子どもの根が育っているとは思えないからである。

100年に一度と言われる大変革の時代にこそ,
戦前・戦後の大変な時代を経験した東井先生の教育論から
大きな示唆が得られるのではないだろうか。

東井先生については,
これまでも,多くの実践家・研究者によって取り上げられてきた。
例えば,noteで「東井義雄」と検索すれば,多くの記事がでてくる。
それだけ,教育者に響くものがあるからであろう。

ここでは,改めて,私なりの視点から整理させていただければと思う。
これから不定期で記事を投稿していくことにする。

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