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【イギリス駐在】『気が抜けるほどホッと…』 本帰国後に思うこと 〜生活から文化を考える〜

こんにちは。EDUBALアンバサダーKikoです。
本帰国から早3ヶ月!走り続けた年明けから、今年も折り返しだなんて。。。今回はイギリス生活の最終本帰国にまつわるドタバタの一端を綴ります。

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子ども達はイギリス現地校を3月末のタームエンド(いわゆる2学期)まで通い、4月頭に長女の中学校の入学に間に合うよう本帰国した我が家。約6年過ごしたイギリス生活から、4月始まりの日本の学校生活が間髪入れずスタートしました!

6年の間に、、、大きくなりました、子ども達。増えました、荷物。おまけに3度のロックダウンで、パソコン、モニター、教材、トランポリンにBBQセット。。。

受験を終えて、2月の中休みは最後の旅行に行っていたので、本腰を入れて本帰国準備に取り掛かったのはその後から。

準備の合間に、既に帰国した友人に本帰国をLINEで知らせる日々でした。イギリスに比べると日本は窮屈だ、という声が多い中、引越のエールにこんな一言を添えてくれた友人が!
『帰ってきたら気が抜けるほどホッとすると思うよ』と。
色々なことに追われる日々に、妙にこの言葉が胸に響いて最後の追い込みを頑張れたような気がしています。

今、正に海外駐在されているご家庭なら、日常の中で特に意識はしていなくても、子どもの学校のことや外国人という立場で生活をしていることに、少なからず気を張って生活をしてると思います。
生まれも育ちも生粋の日本人な私にとっては、やっぱり日本はホーム。
怒涛の引越劇(最終的に肺炎一歩手前、咳のしすぎで肋骨にヒビが!?)でしたが、羽田に降り立った瞬間、張り詰めていた緊張の糸がスルスルとほぐれたことを覚えています。友人の言葉通りでした!

これから本帰国の方、美味しくてきめ細やかな日本、安心安全な日本、やっぱり悪くないです!友人にかけてもらった言葉をそのまま、私からも届けます♡
『気が抜けるほどホッとできる』ので、本帰国準備、直前に溜め込まず(猛省…)頑張って下さい!



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本帰国までを時系列で(我が家の例)

  • 9月 セカンダリー入学

  • 10月 ロンドンから中学受験スタート

  • 11月 英検、約一週間の一時帰国で2校受験

  • 12月 

  • 1月 中学入学手続きや準備

  • 2月 引越等事前準備、退居に向けたアレコレ、日本の物件探し

  • 3月 本帰国確定(ホッ。。。本当に直前までわからない状態でした、汗)

と、長女はセカンダリー(いわゆる中学校。2021の秋冬は現地校の私立受験を経験)がスタートした直後に日本の中学受験(女子校はこの年は夏から受験できる学校も)がありました。志望校合格ならば4月に本帰国が必須だったのですが、夫の駐在状況は3月頭まで読めない状況だったので全てが手探り(涙)。。。私は受験や塾のことで頭がいっぱいで、すっかり大荷物の整理が疎かになっていたわけです(泣)。。。

事前に準備できること

  • 荷物の整理

  • 日本の居住先の検討

  • 学校や塾の問い合わせ

上記の1つ目!至極当たり前のことですが、これがどうしてなかなか、、、(苦笑)。お恥ずかしながら捨てる習慣がなかった私。物は増える一方。それでも子どもの成長と共に服や絵本やオモチャは、積極的に他の日本人家庭に回して役立ててもらっていたのですが。アレレレレ…!?
最後は貰い手を探す気力すらなくなって、泣きつく場所はMixB(ヨーロッパやアメリカ、アジアの都市にある日本語の情報掲示板、住まい、モノの売り買いやレッスン、求人情報などが掲載されています)と近所のチャリティーショップでした。(最後の最後の本帰国3日前、現地のクリーニング業者の人達が、引越荷物にのせ忘れたお鍋やらトレーニンググッツを喜んでもらってくれたのはここだけの話!笑)

MixB

最初は個人的な情報の掲載や顔の見えない相手とのやり取り、金銭の授受に抵抗がありました。でも、渡英後すぐに変圧器の繋ぎ間違いで一瞬で壊れた炊飯器。それをまた手に入れることができたのはMixBのお陰。ピアノを始める娘にと、電子ピアノをポチったのもMixB。そんなことを思い出し、思い切って掲載!
ただここで落とし穴。とにかく2月以降はムービングセールラッシュでバンバン更新されて、私が出した投稿は数時間で数ページ遡らないと見られないほどに。引越までカウントダウンだったのでマメに更新してチェックするのも手間でした。ここでも日頃からの荷物整理の必要性を痛感したのでした。。。
それでも、見てくれる人はいて、お問い合わせいただいた方に感謝です。意外だったのは、問い合わせの多くは現地に永住の日英のハーフのご家庭が多かったこと。そこに需要があるのだな、と改めて知りました。特に日本語の本は喜んでいただけて、続々物が出てくる我が家なので(苦笑)、数冊足してプレゼント!その時交わした他愛もない会話から私の本帰国の時期を覚えていてくださって、なんと本帰国直前に、お礼と励ましのメッセージをいただけたことには本当に感動でした!

チャリティーショップ

この存在なしにはイギリスを語れないでしょう!
家から徒歩10分圏内に少なくとも3軒はありました。OxfamやCancer researchが有名でしょうか。そもそもイギリスはチャリティーやボランティアといった慈善活動がとても盛んです。学校でも頻繁に子ども達に募金(といっても£1程度。でもその代わりに制服でなく私服での登校が許可されるという謎な交換条件付きです、笑)を募ります。
チャリティーショップで売られている物は全て寄付されたもの。ここへ持っていくという発想は、5年以上暮らしていても全くわかなかった私。なんとなく外国人という立場が邪魔をしてか、物を寄付する慣習がなかったからか、立ち入れない領域だと勝手に思い込んでいたように思います。でも最後は、まだ着られる服や食器や本を捨てる(そもそも捨てずに貯め込む習性なので、、、苦笑)ことができず、ようやく『えいやッ!』(遅すぎますね、汗)と、役立てられそうなものはごっそりチャリティーショップへ!
ショップによって、本が充実していたり、洋服が充実していたり、雑貨が多かったりと特徴も様々。また地域によって住んでいる層も違うので、良いものが集まるショップを目当てに買い物をする人もいるようです。もちろんチャリティーショップは非営利団体なので、売上は、貧しい人たちや子ども達、癌の人たちのために、社会のために使われるわけです。
最後はとにかく荷物整理に追われていたので動機は不純ですが、こんな私にも『見えない誰かのために何かできたのかも…』という、これまで味わったことのない不思議な満足感を得ることができました!お店にいる人もほとんどがボランティア。そんな人達と同じ目線に立てたかな、と思うことができたのも嬉しかったです。とはいえ、やること成すこと、全てに行動が遅すぎましたが。。。(猛省)

こんな感じでちょっと検索すると出てくるチャリティーショップの数々!

ではここで受験対策のワンポイント!実はこういった文化への着眼は、帰国子女入試の作文や面接に備えておくべき事項です。

せっかく現地で生活をしていたのだから、こういった文化的なことに私自身がもっと積極的に触れて関わるべきだったなぁ。。。とまた反省(苦笑)。

『気が抜けるほどホッとできる』きめ細やかで住みよい日本。大好きです!でも、この気配り上手な気質の私達日本人が、もうちょっとだけ自分のためだけでなく、見えない誰かのためになることを日頃からもっと意識できるようになれたら?????日本は変わる!?世界は・・・!?
そ〜んな大それた事を、本帰国の怒涛の日々を振り返りながら考えさせられました!

3月末。まだまだコートが手放せないロンドンでしたが、近所の桜に癒やされました。

私がイギリスで子育てをしながら、思ったこと、学んだこと、行動に移したこと、そんな私の足跡が、見えない誰かのために少しでも役立ちますように。。。


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