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【帰国後】学校とのマッチングの重要性~環境は子どもを変身させる~

こんにちは。EDUBALアンバサダーのTakakoです。
いよいよ明日から今年度の帰国生入試が始まりますね!1年前を思い出し、ドキドキそわそわしてしまいます✨みなさま、がんばってください!陰ながら応援しています!


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我が家が本帰国したのは2022年、あっという間に2年が経ちました。その間に帰国大学受験、帰国高校受験、帰国中学受験があり、思い返せばまあまあ濃い2年間だったのかもしれません。
子どもたちの受験を振り返ってみると、私は子どもたちの学校選びはにかなり慎重になっていました。学校について納得いくまで調べ、ホームページ記載の教育内容を暗記するくらい読み込みました(笑)
我が家の子どもたちの性格はまちまちなため、もちろん学校のタイプもバラバラです。それぞれの学校にはそれぞれの良さがあり、子どもたちが日々等身大で過ごせていることに感謝と喜びを感じてます。
子どもたちの受験が落ち着いた今、志望校選びの大切さを改めて実感しています。

現在中3の息子は中1の2学期から私立中学に編入しました。入学式に間に合うように先行帰国も考えたのですが、インターナショナルスクールの学年末(6月末)まで在学したいという息子の希望を尊重し、我が家は編入を選択しました。
今回は、編入した学校で変身し続けている息子について振り返ってみたいと思います。

1.海外での様子~コロナ禍の変化~


小3で日本の公立小学校から海外インターナショナルスクールに転入した息子は英語ゼロ状態からスタートしました。
インター校ではもれなくELA(Engulish Language Aquisition)クラスに入れられました。朝のホームルームやMusuc、Art、など副教科以外は全てELAクラスで過ごします。どういうことか、日本人はほとんどELA💦そしていつまでもELA💦Grade3にいた日本人4人は全員ELA💦という状態💧
英語が母国語じゃない生徒は、転入してきたらまずはELAクラスに入るのですが、日本人以外はだいたいすぐに抜けていくんですよねーー😢日本人同士集まるとつい日本語で話してしまうのでELAからなかなか抜けられないのも無理もないですが・・

普段ELAクラスで学んでいる息子は、Main streamクラスにたまに入っても英語にも話題にもついていけず、自信が持てず自己肯定感が日に日に下がっていくようでした・・。ボランティアや授業参観で学校に行くとその様子が伝わってきます。クラスメイトは気にかけてくれ、たくさん話しかけて仲間に入れてくれようとしてくれているのですが、息子はうまく返せなく、まるで自分から壁を作っているように感じ、見ていて苦しかったです。

コロナ禍、Primary schoolの修了式後クラスメイトと一緒に


そんな中、コロナ禍に突入しました。街や学校がクローズし、学校はDistance Learningが始まりました。果たして自宅でサポートは出来るのか、、生きた英語に触れられないのにどうやって英語力を身に付ければいいのか、、どうしよう。。と私は不安でいっぱいでしたが、彼にとっては自信を取り戻すいい機会になっていたようです。Distance LearningではMain Streamの授業に参加することが多く、画面越しだったので気持ちを楽に発言できるようになり、Main Streamクラスに怖気づくことがなくなってきているようでした。日に日にオンライン授業内での発言が増えてきているような様子が伺えました。

Secondary schoolの生徒の作品。Grade6からは息子の作品(右列中央)が選ばれ、廊下に張り出されました✨


コロナ禍のDistance Learning中、日本人の友達はみんな帰国してしまい、いつの間にか日本人1人になっていました。Distance Learningで少し自信を取り戻した息子、ロックダウンの合間合間の登校できる期間にリトアニア、アメリカ、トルコ、ノルウェーから来ているお友達ができ、信じられないことに英語力もめきめきと伸びていきました。

インターナショナルスクールで友人とのひとコマ


2.帰国後の生活


帰国後は中高一貫校に中学1年生2学期から編入しました。
4年ぶりの日本の学校、2学期からの編入ということでまたまた壁が立ちはだかりました。またまた自信喪失です。
学校に毎日淡々と通ってはいましたが、笑顔は見られず、いつもどこか疲れている様子。
日本での学校生活自体に慣れるのも一苦労でしたが、勉強も大変💦日々小テストもたくさんある学校でした。日本の学習に大きなビハインドがある中、またまた試練がやってきました。。

秋の3者面談で担任の先生から部活を勧められますが、部活に入る余裕のない息子は「考えます」とあいまいな返事のまま。
何度か先生から部活を勧められ、ようやく意を決して入部したのは卓球部でした。1つには、楽そうだという理由で😳
ついに中1の3学期から部活に入部することになりました。
当時の卓球部はほとんど活動がなく、同級生部員は0人。中1は息子一人でした。
楽そうだといっても部活ですから高校生に混じって基礎練習、体幹トレーニングはきっちりありました。帰宅後はぐったり🥴 インターナショナルスクールのアクティビティはゲームメインだったので、体幹トレーニングなどしたことはありません。毎日辛そうで見ていられなったけど、心の中で応援するしかありません。
入部したのが中1の1月末だったため、数か月後には中2に進級し、まだ心の準備ができていないままいきなり先輩になりました。嬉しいことに同級生一人と大勢の新入部員が入ってきてくれ、部が少し活気づいてきました。
中3部員引退後には部長に任命されました。
入部したばかりで卓球も初心者なのに部長?!体幹トレーニングでへたっていますけど大丈夫??
と心配したのもつかの間、気づけば部活後の疲れた様子を全く見なくなっていました。息子から「疲れた」という言葉も聞かなくなってきました。どうしちゃったの??
休みの日には、部員と卓球をしに行くと言って朝早くから出かけていくようにもなりました。
試合に対する意気込みも以前と全然違います。前向きな発言をしてるじゃん!
役割って人を作るんだなと改めて実感した1年でした。

3.中3の現在


小テストや定期テストにも慣れてきたようです。
最初の頃は合格点に届かなかった息子が、中3になってからは全ての小テストに合格しているのだから驚きです。先日の3者面談で渡されたテスト結果一覧表が全て合格点に達していたのを見て驚き!コツコツと小テストの勉強を積み重ねてきた姿を思い感無量でした。めげずによくがんばった!
帰国後、日本の学校生活に慣れるのは本当に大変だったと思いますが、「自力で乗り越えたんだなぁ〜」としみじみ。

4.さいごに

関西へ修学旅行


息子が先日修学旅行から帰ってきました。
その写真を見ると、以前と顔つきが全然違うんです。目がイキイキとし、笑顔が自然になり、自信に満ちた顔をしています。
最近顔が変わってきたよね、と夫も驚いていました。
子どもに合った環境は子どもの能力を開花させる、そう感じてやみません。

卓球部部長という役職をいただけたこと、小テストや定期テストで点数を取れるようになったことは、彼の大きな自信につながっているのだと思います。
自信を持つことは本当に大事!!
必ずできると思えば乗り越えられることが増えると信じています。
息子の自信を取り戻してくれた学校にも心から感謝しています。
4月からは高校生、数年後の大学受験に自信を持って臨めるよう高校生活もいい顔をして過ごしてほしいと願っています。



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