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5歳で渡米日本語習得の道のりと楽しむ事


こんにちは。EDUBALアンバサダーのwakakoです。今回は年長5歳の夏に渡米そして小6になる直前3月に帰国した次女のお話しです。
最後までどうぞお付き合いよろしくお願い致します🤗

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渡米が決まった


4歳年上のお姉ちゃんの真似をしては
歌を歌って踊る事が大好きで
1人遊びをしながらはお喋りするのが日課だった次女はそのうち文字を書く事も好きになり
“おなまえかけるようになったの、ようちえんでおしえてもらったの”
アメリカに引っ越しをする
と決まったのはそんな平仮名を覚え始めた頃の事でした。

海外で暮らす事が決まり
英語よりまず心に引っかかっていたのは
日本語どうなる。どうする。という事でした。
それは国語に留まらず
全ての学ぶという事に日本語が大切なのでは、となんとなくですが思っていたからです。
また、習得に大切な時期に第二言語の国で過ごす事がどう影響するのかな、という点も不安の1つでした。

幼少期ほんの少しイギリスで過ごしていた私はというと、どっぷりと現地につかり、本を読んだり家族と会話する以外特別な日本語教育も特にする事もなく過ごしていました。
滞在が短期間であった事、また就学前に帰国をした事にも関係はあるかと思います。

住んでいたのはロンドン北部ハムステッド
バッキンガム宮殿のパレード

渡米後は


そんなスポンジのような脳の時期にアメリカで暮らし始めた次女は渡米後通い始めたキンダーガーデンの授業ではアルファベットの書き方からフォニックスから丁寧に教えてもらいみるみる英語を吸収していきました。

その素晴らしさに感動すると共に
あぁ日本語はどうしよう、と焦る気持ちが芽生えました。

そのうちに
英語→楽しく学べる
日本語→やらなきゃいけない
という私の気持ちも伝わったのか
漢字書こう、文字書く練習しよう、
に拒否反応を示すように。

一度集中し始めると没頭する性格ですが
そのスイッチを押す事はなかなか困難で
椅子に座ってノートを広げる、
マス目からはみ出さないように文字を書く、
その事が彼女にとっては楽しくない。

綺麗に文字を書く事は勿論大切だと思いますが
(私自身母が書道教室をしていた為物心ついた頃から文字を書く基本を教えてもらっていた)
それよりも大切なのは”楽しいと思える事”

好きじゃなくてもいい、ただ嫌いにはならないでほしい。そんな思いから次女との勉強時には机いっぱい大きな模造紙を広げ好きなように書いていいよ。と伝えました。
どの教科を勉強する時も変わらずそうしていました。すると次女は
“私ここに書こうっと。次はなんの勉強しようかな!”と目をキラキラ輝かせながら勉強に取り組むようになりました。

ぁあ書き順が..とかえぇ...そんなおっきく書いたらもう他なんも書けんやん...え、ほぼ絵描いてる...っと心の呟きはぐっと堪えて。

その後


その後学年が上がっていくにつれ
綺麗に文字を書きたい。そんな思いが芽生え始めた次女は自らノートを使い勉強をするようになりました。

自ら学びたいと思えるのようになったのは彼女の”楽しい”が”学びたい”に変わった事、そしてその思いを大切にしてきて良かったなとも思いました。
例え側から見ると回り道に見える道だったとしても、ここまでの時間は必要で大切な道だったのかなと感じます。


また勉強とは別に小さな頃から好きでよく読んでいたのは絵本。好きなものは何度も繰り返し読んでいました。

絵本屋さんごっこ
絵本には楽しいが詰まっている


学年が上がるにつれて増える勉強量、漢字はそれこそ使った事がないものも沢山でした。
日本にいればテレビや街中で自然と目に入るものも海外に暮らせば当然ありません。

帰国後


本帰国してからはさらにそれを実感する事も多々ありました。
6年ぶりの日本の春に、スーパーに新玉ねぎが並んでたよ。新玉ねぎって甘くて美味しいね〜
なんて話をしていたら
“じゃあ旧玉ねぎって甘くないの?”
と言ってみたり。
そうか、新があるなら旧もある。そう思えるって凄いなぁ、なんて思いました。そんな感覚は大切にして欲しいなぁとも。
“明日学校でね、あつりょくテストあるの!”
と言うから
えぇ...なんやそれ...圧力...え、精神鍛えるテストか。と思いきや握力テストだったとか。笑

体験した事ない事は知らなくて当たり前だし、
知らない事は学んでいけばいい。
ただそれを恥ずかしいとはどうか思わないで。
異国の地で精一杯生きたその事を誇らしく思い、
堂々とあなたはあなたのままで素晴らしいと自信を持って、素直な心を持ち続けてほしいなと思います。

気がつけば良かったのは読書の時間


日常に日本語を目にする事ない環境でする勉強は難しい事だと思います。
それでも今は電子書籍や様々な方法で世界中のどこにいても色んな本を読む事ができる、それもまた凄い事だなぁとも思います。

中学受験の題材にも選ばれていた”月の立つ林で”

優しさ溢れる青山美智子さんの本達は
まだ早いのかなぁなんて思っていたけれど手にとって読んでくれたらいいななんて思います。とっても素敵な本だから。

もうすぐ始まる少し長めの冬休み
お家でぬくぬくのんびりと過ごしながら
心が温かくなるようなそんな言葉の数々に
触れる時間もあってもいいですよね。
様々な本達の中から自分の好きな世界を見つけるのも読書の楽しみ。

モモになりたい


小学生の頃から変わらず大好きな本。

英語も日本語も読めるなんて最強だ

楽しい気持ちは学ぶ原動力になる。
そうやって身ににつけた知識達は
きっと自分を支えてそして誰かの力にもなる。

世界中どこの国で暮らす子供達でも
日本語が好きでいてくれますように。
優しい言葉が優しさを生み出すように
あなたの言葉がきっと誰かを幸せにしてくれるからそんな日本語を沢山心に持ってねと願います。

文字書きたくない、国語嫌だ、と話していた次女は帰国して9カ月経った今”英語の次に国語が好き”と言うように。

英語も国語も好きなんて最強だな。と羨ましくそして逞しく成長したその姿を眩しく思う母です。

最後まで読んでくださりありがとうございました🤗



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