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【アメリカ在住】How To 断捨離 in アメリカ!

こんにちは、アンバサダーのErinaです!今回は帰国子女教育から少し離れて、生活に密着した内容で書いてみたいと思います。「断捨離」や「お片付け」は常にわが家のTO DOリストのトップにありながらも、気づけばズルズル〜と下の方に追いやられていることのひとつでした。でも渡米3年目にして日本への帰国が決まったとき、そうも言っていられなくなったわが家。さてどうする!どうしよう!?わが家の奮闘がこれから帰国を迎えられる方にとって、少しでもお役に立てばと思います。

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帰国決定!まずは何から?

アメリカに3年の滞在歴があるわが家ですが、実はその3年間は駐在ではなく現地契約でした。そのため会社との契約も駐在とは異なる条件。引っ越し費用も少額の手当のみ、渡航費もビザ取得にかかる費用も自前、会社からの新居探しのサポートもなし。持ち出しが多くて厳しい…。うん、現地契約なので仕方がない。そんなわけで引っ越しにかかるコストはなるべく抑えよう!ということで、大胆にも日本から荷物は送らず手荷物(フライト時に運べる荷物)のみにしようと決めたのでした。

行きがそうなら帰りも同じ。手荷物だけで来たからには、手荷物だけで帰らなければならない。日本の家は広くはない。現地で生活中も余計なモノは増やさない!と心がけていましたが、手荷物だけで行った分、家具や学用品など買わなければ生活できないものもあるわけで。そして3年という短い期間でも家族が4人いると荷物は増える、増える…雪だるま式に。結局、手荷物で収まらない分は船便で送ろうということになりましたが、なるべく現地で減らす工夫をしました。

<自宅退去の日の空っぽになった家>

ガレージセールをやってみよう!

ガレージセールっていかにもアメリカらしいイメージがありませんか?春先から初秋にかけての気候のいい時期はガレージセールシーズン!ただし、どこのお宅でもできるわけではありませんので要注意。サブ(共同住宅地)によってはガレージセールが禁止されているところもあるので、事前に確認してからにしましょう。(※ちなみにわが家は禁止されていました。)

またやるからには事前の宣伝が必要だったり、販売するものの洗浄・清掃や値段つけ、当日見てもらいやすいような展示の工夫など、実施するのもハードルが高くて何軒か合同でガレージセールを開く日本人の方もよく見かけました。大掛かりだし大変そうではあるけれど、当日はちょっとしたお祭り。わが家はもっぱら利用専門でしたが、見ていると企画した方は来てくれた人といろんな話をして楽しそうでした。

日本人コミュニティを利用しよう!

私たちがかつて住んでいた州は、日本企業が多く進出していたこともあり日本からの駐在者もたくさんいました。多くの人が利用していたのがWEB上の掲示板。掲示板を介して情報交換やモノの売買が盛んに行われていたので、この手を使わないわけにはいきません。

サイズアウトした子供服、読み終えた本やテキスト、日本から持ってきた雑貨や日用品、おもちゃ、帰国までに使いきれない日本食、家具・家電、クリスマスツリーも!帰国半年前から、とにかく出品できそうなものはすべて出品しました。すぐに売れたものは日本の歯ブラシ、衛生用品、日本食、衣装ケース。やっぱり日本製の方が使いやすいものは即購入につながった気がします。

<出品した106アイテムはノートで管理>

品物は補習校に子どもを送迎するついでに学校で直接渡したり、大きなものは自宅まで取りにきてもらったりと、自宅退去当日まで引き渡しは続きました。なかなか骨の折れる作業ですが、これでかなり処分できた記憶です。おかげで船便は大小サイズあわせて11箱!

ドネーションを利用しよう!

さて、掲示板に出品するには少し気が引けるような使用感のあるものはどうしたか。ドネーションを利用しました。ドネーションは店舗を構えているところもあれば、引取サービスをネット上でやっているところもあります。実店舗のある場合は直接お店に持ち込みますが、受け入れ時間や品目に制限のあるお店もあるので事前調査が必要です。

私が利用したのは引取サービス型のドネーション「Donation Pick-up Nearme」などのキーワードを入れて検索すると出てきます。アメリカはとにかく寄付できる機関や団体が数多く存在し、社会の中でサイクルの一つとしてきちんと機能しています。物理的にお店に持ち込みできない人も多いので、自宅まで取りにきてくれる引取サービスも多く引越し前のように忙しいときはとても便利。

調べると近隣のエリアでは、退役軍人の団体が運営するグループを含め利用できそうな団体が3つありました。利用は引取日時を選んで品目と量と連絡先を入力するだけ。あとは袋や箱に不要品を詰めて、回収日に玄関先に置いておくだけ!コーヒーメーカーや調理器具などのキッチン用品や、子どもの外遊びのおもちゃ、セットものではない単品のマグカップやお皿など、少し汚れていたり販売しにくいものは寄付しました。

<ドネーションサービスはまさに救世主>

アメリカには他にも団体ではないドネーション先がたくさんあります。たとえば読み終えた本などは近くの図書館に持ち込めたり、未開封で消費期限内の食品も近くの教会でやっていたドネーションのイベント子どもたちの学校へ寄付できます。持っていくと喜んでもらえるし、日本だと捨てるしかないものもアメリカならウェルカム。

リユースに関してはサービスや仕組みが整っているアメリカ。いろんなものが手に入りやすく、便利なモノであふれた日本でもリユースの仕組みづくりはあちこちで始まっていますが、もっと広く深く浸透していかないかなと期待しています。

でも!社会の仕組み云々の前にまず買う前に使用後のことも含めて、きちんと必要なものなのかを吟味する、ひとつ買ったらひとつ処分する(またはその逆)ことを習慣づける、という仕組みをわが家の中にしっかり取り入れて浸透させる必要があるなぁ…と記事を書きながら、筆者はモノで囲まれたわが家を見て思うのです。これがなかなか難しいのですけど!