考える力、論理的思考、読書量
ヒトは何かを考えるとき、頭の中でしゃべっている。少なくとも私はしゃべっているし、よっぽど天才でなければみんなそうだと思う。
考えるためには言葉が必要であり、知っている言葉が多ければ多いほど、より多くのことを考えられるということになる。
子どもによって論理的思考ができる時期に差が出るという。これも、知っている言葉の量が大きく関係していそうだ。
小さい頃の読み聞かせが大事なのは、耳から入る言葉の総量を増やせるからだろう。
本を読むことで、著者の考えや経験を知ることができる。それとともに多くの単語や言い回しにも触れ、論理的な文章にも触れられる。本を読むのと読まないのとでは、明確な違いが生まれることも納得できる。
もしも、小学生に論理的思考力や読解力が備わっていたら、わざわざ高いお金を払って塾に通う必要はない。中学受験ようの参考書や問題集の内容だけで難関私立中学レベルに達することができる。が、実際には参考書や問題集の内容をかみ砕いて解説しないと理解できない。
逆に言えば、論理的思考力や読解力さえ身につけてしまえば、どの教科も得意になるはずだ。
このことから、中学受験を視野に子育てをするのであれば、
①生まれた直後から読み聞かせを続ける
②家にある本の量を増やす
この2つは重要なポイントになる。
もしも子どもが本をあまり読まないのであれば、理解できる言葉が多い本から読むようにしてみるとよいだろう。知っている言葉が少ない本は意味が頭に入ってこないので、読み進める気にもならない。
ことわざや慣用句、熟語関係の本はマンガから入ってもいいだろう。
本を読む量が増えると知っている言葉も増えるため、少しずつレベルを上げていける。買っても読まない本は、まだそのレベルに達していないということなので、本棚にしまっておいて、時期が来るのを待とう。
また、本屋に行ったときには子どもが選んだ本と、親からのおすすめの本の2冊ずつ(以上)買うようにしている。
親が選んだ本ばかりでは子どもは納得しないし、子どもが選ぶ本ばかりだとジャンルが偏るからだ。
本は数百円~数千円だが、その何倍もの価値があると思っている。家計が多少苦しくなっても、本代だけはケチらずに投資してあげることを強くお勧めする。
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