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中高生の発達段階(1)

以前、中高生の子どもの発達段階について講義をして欲しい
と頼まれて、さまざま調べたところ、
むしろ自分自身がとても気づかされたことがありました。
そのときの資料について少しまとめておきたいと思います。

<知ること>が大きな力だと感じましたし、
それが教師の能力になり、
力量となっていくのだなと思ったので、
少しでも皆さんの力になれればと思います。

どうして、発達段階なのかと言われれば、
子どもたちを相手にする限り、
子どもたちの<時>、子どもたちの特徴を
よく掴んで行なってこそ、お互いにうまくいくからだと思っています。


さて、
発達とはそもそも、こんなイメージのものだそうです。

スライド04のコピー

核となる部分にその人が生まれて持つ性格や気質(Character)があり、
そこから、さまざまな環境の中で変化(発達)をして、
人格など(Personality)後天的なものを身につけていく。

どんな人、モノ、コトに出会うかで、成長の仕方が変わってしまうので、親や教師は子供の環境については特に気をつけなければいけないところです。

例えば、ゲームやテレビなどを見せすぎないなど、なにを子供たちの脳に入力するのか、親はとっても気をつけてこそ、子供たちもより良く成長することができます。

良いものを見せ、悪いものは与えない、
ということが、より良く、より早い成長に繋がっていきます。

また
私たちが、子どもの発達について学ぶことは、
一般的な発達について学ぶことによって、
子供達が今どこにいて
、この後どこに向かうのかという<育ちの地図>を
持って、適切に行うことができるようにすることでもあります。

しかし、
ここで気をつけたいのは、
一人ひとりの発達が異なるということです。
それを忘れて子供達にこの基準を押し付けたり、
「まだあなたはここが足りないじゃない!もう、まだ子どもなんだから!」
なんてことになったら、お互いのためにならないので汗
根本的には、1人1人のことを愛して見てあげながら、
次はここに行くのだな、今はこういう時期だと分かって接することができればとっても大きいと思います。

そして、
発達にはタテ糸とヨコ糸があるとも考えられます。

ここでは、
タテ糸は、時間軸
ヨコ糸は、発達の領域
と考えています。

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こんな感じで、発達のタテ糸は、
乳児期 0−1歳
幼児期 1−6歳
児童期 6−12歳
思春期 12−18歳
青年期 18−22歳ごろ
成人期 22ー30歳ごろ
と大まかに分けて考えられます。
もちろん、成人期の後も老年期や壮年期などがありますが
今回は中高生をメインにしているので説明は省略します。

発達のヨコ糸には、発達の3つの領域があります。

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3つの領域とは、
●身体的発達
●精神的・社会的発達
●知的・言語的発達
のことです。

●身体的発達とは、
文字通り身体や骨格の発達について。

●精神的・社会的発達は、
子どもの内面(精神面)での発達や、他社との関係性の中で生じる変化のことです。

●知的・言語的発達は、
主に脳の発達と密接に関係があります。
思考力の変化や、言語能力の変化についてを見ていきます。


本来は、それぞれの段階(タテ糸)の
発達の3領域(ヨコ糸)を追っていくと発達について深く
理解することができるのでしょうが、
今回は中高生の発達段階というテーマだったので、
次回、メインテーマ<中高生・思春期>に焦点を当てて、
発達の3領域を覗いていこうと思います^^

今回は、簡単なことが多かったかもしれないですが、
発達とはどんなことか、
それを知ることでどんなメリットがあるの?
ということを押さえられたでしょうか?

ではでは、第二弾をお楽しみに!!

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